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  • 【妄想歓迎】抱かれたい2次元キャラー乙女達の憩いの場ー【下ネタ注意】PART8
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最新5件のコメントへ

3301. 全裸銀時 2018/07/26(木) 15:35
>>3299
アイオリア様…その顔も萌えるぜ
暑いよな
俺今、跡部邸にいるからすげぇ快適だぜ
3人分のキンタ枕準備しとくから
ターちゃんみたいに引っ張ったり…笑
寝る時は跡部邸に来てくれ
待ってるぜ


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3302. カノン 2018/07/26(木) 15:45
>>3299
今回は遠慮しておこう…ミロと二人で広々と使えばいい。
(アイオリア、元気そうで安心した)
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3303. secret name 2018/07/26(木) 16:24
>>3297
そうだったわ…!
おしとやかにしないと♡ うふ♡

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3304. 全裸銀時 2018/07/26(木) 16:28
>>3303
さっきから、ミロ様が心惹かれるような
女性になってないけど…
大丈夫か?笑

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3305. アイオリア 2018/07/26(木) 16:32
>>3301
銀時よ、世話になる。
跡部邸に行けばいいのだな、承知した!

童心に返り皆で引っ張り合いか…
フッ、楽しみだ
家主の跡部殿にも宜しく頼む


>>3302
カノン、来ないのか……?!
久しぶりに三人で寝ながらボーイズトークするのを楽しみにしてたんだぞ…

(君も元気そうでなによりだ)

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3306. secret name 2018/07/26(木) 16:50
>>3304
大丈夫よ♡
ミロ様の前ではコピーロボット使って誰かになりすませばよい!!
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3307. 蠍座のミロ 2018/07/26(木) 17:31
俺はお気に入りの抱き枕を持参して行くから…
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カノンとアイオリアで仲良く引っ張り合いしてくれ。それを横から眺めながらの、ボーイズトークだ。カノンも来ないと拗ねちゃうからなっ!
跡部邸でいいんだな?
(先に荷物だけ送ろうか…)

>>3306
このミロを騙せると思うなよ?
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3308. secret name 2018/07/26(木) 17:44
>>3307
やぁ!ミーロー
僕もお供するよ 夏にフカフカはちょっと辛いかい?
そこの白い子と日替わりでどうだい?


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3309. アイオリア 2018/07/26(木) 18:58
>>3307
ずいぶんと可愛らしい抱き枕だな…ミロ
毎晩その子とベッドを共にしてるのか?
まぁいい、
それを抱きながらナントカ枕で三人仲良くボーイズトークだぞ



跡部邸に行くつもりが森の中だ
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3310. 蠍座のミロ 2018/07/26(木) 19:28
>>3308
……俺を食う気だな?

>>3309
幼少の頃からの、お気に入りの白くまだからな…。ヘタな女より抱き心地が良…何でもない。

俺が連れて行ってやるから、とりあえず獅子宮に戻れ…。途中、カノンも拾って行こう、な!
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3311. アイオリア 2018/07/26(木) 19:48
>>3310
ちょっとまて、ミロよ
ヘタな女より……とはどういう事だ?
まさか、既に経験済……いや、まさかな。
母か姉か妹か祖母か叔母か……だよな、な?

とりあえず獅子宮に戻ろう
(カノンは双児宮か?)

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3312. 蠍座のミロ 2018/07/26(木) 20:04
>>3311
アイオリア、そこはお前の想像に任せるぞ…

恐らくカノンは海で溺れてるはずだw
(獅子宮で待ってるからな!)
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3313. カノン 2018/07/26(木) 20:12
さて、ど〜こだ?w
泳ぎは上手くなった!
25mは余裕で泳げるぞ。

アイオリア、お前は20歳だろ?
まさか経験ないのか?
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3314. アイオリア 2018/07/26(木) 20:23
>>3312
匂わせか…!
もしやカノンも……いやいや、
俺達は童て……ゴホン



獅子宮に戻り次第、スニオン岬→跡部邸だな
(そろそろ満潮かw)



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3315. アイオリア 2018/07/26(木) 20:30
>>3313

大切にとっておきなさいって教えられたぞ。
なんだよ、ミロもカノンも…相手は誰だよ
ボーイズトークで色々教えてくれ……

獅子宮に着いたから待機だ


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3316. 蠍座のミロ 2018/07/26(木) 20:39
>>3313
カノン、海底とは卑怯だぞ!w
泳げるようになったのなら、跡部邸のプールでも安心だな。

>>3314
>>3315
(なんだよ、匂わせ失敗か…)
カノンは27歳だ、きっと大人の話を聞かせてくれるはずだ!
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3317. カノン 2018/07/26(木) 20:42
>>3315
…拗らせんように気をつけろよ。

俺はボーイって年齢でもないからな。
ミロとアイオリアのボーイズトークを聞かせて貰おう。

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3318. カノン 2018/07/26(木) 21:23
>>3316
27歳だったか?28歳だと思っていたが?
どう思う、セイレーン。
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3319. 跡部 2018/07/26(木) 21:26
ミロ様、カノン様、アイオリア様
全裸銀さんから話は聞きました
ミロ様、お気に入りの抱き枕はうちに届いています。>>3308のクマも来るんですか?動物好きだから構いませんが(笑)
では、みなさんの都合がいいときにお越しください。お待ちしています
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3320. アイオリア 2018/07/26(木) 21:45
>>3316
>>3317
俺は大切に取っておきすぎて拗らせ手前か…
今夜は二人の話を聞かせてもらうからな
(十二宮で俺だけとか嫌だな)


>>3319
跡部殿、突然の訪問すまない
今夜は世話になる。
よければ君も銀時とボーイズに来てくれ

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3321. 蠍座のミロ 2018/07/26(木) 21:57
>>3318
俺としたことが…!
ソレントまで連れてきて…!!

お前は28歳、俺は20歳☆
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3322. 海魔女のソレント 2018/07/26(木) 22:03
>>3317
27も28もどちらもアラサーで大して変わりないですよ、海龍(シードラゴン)
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3323. カノン 2018/07/26(木) 22:07
>>3319
跡部くん、快く受け入れてくれて感謝する。
しかし、跡部邸でキンタ枕などして良いのであろうか…w

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3324. 蠍座のミロ 2018/07/26(木) 22:12
>>3319
今夜は君の豪華な屋敷で世話になろう。感謝する。しかし>>3308のクマは俺は知らんぞ…。

跡部邸に似合いそうだから、神聖衣を持参して飾ってみようと思う。楽しみだ。
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3325. カノン 2018/07/26(木) 22:15
>>3322
無茶振りだと思ったが言ってみるものだなw
本当にセイレーンが来るとはww
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3326. secret name 2018/07/26(木) 22:16
>>3319
やぁ!アトベー ボクの名前はさっき着てた服に書いてあったやつだよ!
僕も行っていいんだね イーヨーやピグレットも連れて行くね〜
ボクはミロと一緒に寝るんだよっ

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3327. 蠍座のミロ 2018/07/26(木) 22:28
>>3326
勝手に決めるなよ…
俺には心に決めた白くまがいるんだぞ!
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3328. 海魔女のソレント 2018/07/26(木) 22:32
>>3325
あなた、からかい甲斐があって好きですよ。

海魔女とありますが男です。念の為。
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3329. secret name 2018/07/26(木) 22:33
>>3327
え〜せっかく少しかわいく変身したのにさぁ
色?脱色したらいいかなぁ⁈

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3330. 蠍座のミロ 2018/07/26(木) 22:41
>>3329
アイオリアの横はどうだ?
熊と獅子で強そうでいいじゃないか。
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3331. カノン 2018/07/26(木) 22:46
ミロ、アイオリア、そろそろ引っ越した方がいいと思わないか?
先に行くぞ…
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3332. アイオリア ……引っ越しだな 2018/07/26(木) 22:51
引っ越し前にこれだけは行っておく

俺はミロとカノンの間に寝るからな
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3333. カノン 2018/07/26(木) 22:52
>>3332
最後にこれだけは言っておく!
隣の部屋を借りて一人で寝るからな!
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3334. 蠍座のミロ 2018/07/26(木) 22:54
そうだな、そろそろ跡部邸に行くか…。

>>3333
最後にキラキラして流石だなw
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3335. アイオリア 2018/07/26(木) 22:55
>>3333
うっ……
(夜中添い寝するからな)

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3336. secret name 2018/07/26(木) 22:56
ボク癒し系で売ってるのにな〜 おかしい…
今日はアトベと寝るかな!

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3337. カノン 2018/07/26(木) 23:01
>>3334
パンチラゴールドには負けるさw
お前らも早く来い、浮きまくりじゃねーかw
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3338. 跡部 2018/07/26(木) 23:58
みなさんあちらに移動されているようですね

すみません、少し気になったのですが…
俺もどこまでが駄目なのかわからないんですが、ディ◯ニーは著作権が大変厳しいので気をつけた方がいいかと…
>>3326の画像はディ◯ニーではないクマのプ◯さんなのでセーフかもしれませんが、>>3336はどうでしょうか。公式でも非公式(二次創作?)でも貼らない方がいいのではと思いました
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3339. 跡部 2018/07/27(金) 00:02
>>3338
勘違いして的外れなことを言っていたらすみません

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3340. secret name 2018/07/27(金) 00:38
>>3338
え!やばいYOがっつりぷーやっちゃったYO!
とりあえずディ◯ニーさんすみませんでした… 拙者はしばらくドロンするでござるYO!

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3341. 跡部 2018/07/27(金) 00:57
>>3340
ドロンしなくていいですから!
調子こいてもないですから!
俺がディ◯ニーが怖いだけなんで
早く帰ってきてくださいYO!
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3342. secret name 2018/07/27(金) 01:18
>>3341
ありがとうだYO跡部くん!

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3343. 跡部 2018/07/27(金) 01:35
>>3342
ああ、帰ってきてくれた!
ありがとうだYO!
本当に気にしないでください
噂なのか真実なのか、ディ◯ニーは怖いイメージがあったので
ではこの話はこれで終わりましょう

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3344. ぐでたまた子 2018/07/29(日) 21:31
Part9にコメントしましたが、3Z整理したかったので、時系列に投稿します。
私の中で江戸設定とリンクさせたつもりなので、その辺もまとめてます。
そして自己満足の為だけに書いた未投稿部分も調子に乗ってあげましたが、もう動いてないトークなのでお許しを。

あと一言だけ…全体を通して、BGMは宇多田ヒカル「あなた」「初恋」を聞いてました。3Zの夏休みら辺はYUIの「summertime」です。

①江戸設定
【お百度参り】
ヒロイン目線

今日で100日目。満願の日だ。 
私は夜空を見上げ、息を吸い込んだ。 
恋人の晋助が江戸を立ったのは128日前の夜。いつもどおり突然呼び出され、いつもどおりに抱かれた。 
そして別れ際に「少し長く江戸を離れる」と告げられたのだ。 
普通の男ではない。だから惹かれた。だから、私には止める術が無い。 
「戻って、来るよね?」 
泣きたいのを堪え問う私に、晋助は唇の端を少し持ち上げた。 
「お前が待ってくれるって言うならなぁ」 
…そんなの、決まっているのに。 
1ヶ月近く経って、少しでも気がまぎれるならと、お百度参りを思い付き、今日まで毎日続けてきた。 
雨の夜も、少し体調がすぐれない日も。 
それも、今日で終わり。神様は、願いを聞き届けてくれるだろうか。 
私は家を出て、歩き始めた。 
通りにはほとんど人がいない。 
ここ1ヶ月程、辻斬りが出るからだ。 
昨日も真選組がパトロールをしながら、注意書きを配ったりしていた。 
私も亜麻色の髪に赤い瞳の、まるで少年みたいな隊員にビラを手渡された。 
「姉さんも気をつけてくだせぇ」 
ビラには、夜に不要不急の外出は避ける、特に女の一人歩きは厳禁。辻斬りは2人組、出逢ったら金品を取られ、女は犯されたうえに殺される。というような事が書かれていた。 
私は小さく苦笑した。 
まさに不要不急の女の一人歩き。あの隊員が見たら何て言うだろうか。 
そんな事を考えつつ、神社へ着いた。 
登り慣れた石段を見上げ、深呼吸。 
一歩ずつ、登って行く。 
半分ほど登ったところで、私は息をのんだ。 
暗がりに、男が2人。雲の隙間から除く月明かりが、男達が持つ刀を照らしている。 
男の一人が私を見つけ、嫌な笑いを浮かべた「こんな所に、なんの用だい?」 
もう一人も私を見る。 
「飛んで火に入るなんとやらか」 
恐怖で足がすくむ。 
あぁ、これは、間違いない。辻斬りだ。 
男達が私に腕を延ばす。 
「あの…」 
「あん?なんだい姉ちゃん」 
「お、お百度参りなんです。今日が100日目なんです。だから、こ、殺すなら、その前にお参りをさせて下さい。」 
私が言い終わったと同時に、男達は声をあげて嘲笑った。 
「おもしれぇ。そんな命乞いはじめて聞いたぜ」
「願い事たって、死んじまうのに。自分の成仏でも願掛けすんのか。まぁ、いいさ。おもしれーからな。気が済むまでやってきな」 
私は震える足で、男達の横を通り、石段を登った。賽銭を投げ、手を合わせる。 
「神様、今日で私はお百度参り終えます。終えたらすぐ、後ろにいる男達に殺されます。だから、逢えないけど、私の命と引換えで良いから、晋助が無事に江戸に帰れますように。怪我をしないように。お願いします」 
頭を下げる。 
これで終わりだ。お百度参りも。私の命も。 
「終わったかぁ?」 
いつの間にかすぐ後ろまで来ていた男の一人が、私の肩を掴み、引き寄せた。 
もう一人が刀を私に向ける。 
「動くなよ。今切りたいのは帯と着物だからな。」 
私は観念して、目をつぶった。その時。 
「その女から手を離しな」 
え…。 
驚いて開けた目に映ったのは、月明かりを背にした、晋助だ。 
刀を持った男の手を掴み、私を捕まえている男を睨んでいる。 
今まで見た事のない険しい顔に、思わず見とれた。 
「な、なんだお前は」 
刀を持った男は晋助を振り解こうとしたが、晋助はその男を見ないまま、背負投のようにして石段の下に投げ飛ばした。 
男の悲鳴が暗闇に消えていく。 
肩を掴む男の手に力が入り、痛みに私の口からうめき声が漏れた。 
晋助の顔は更に険しくなる。 
「聞こえねぇか。その女から手を離せって言ってんだろ。そいつは、俺のだ」 
男の動悸が背中越しに伝わる。 
男は左手で私の左肩を骨が鳴る程の強さで掴み、右手はいつの間にか持ったのか、小刀を私の喉に当てた。 
晋助の顔が引きつる。 
男の体はカタカタと震える。 
数秒、晋助の睨みに耐えきれなかった男は突然私を突き飛ばした。 
晋助が腕を伸ばしたが間に合わず、私は石段を数段落ち、石灯籠に背中からぶつかった。 
痛くて声も出ない私に、晋助は羽織を投げて被せた。 
「〇〇、汚え血を浴びんな」 
晋助の匂いがする羽織の中で身を固くする私の耳に、男の断末魔の悲鳴が聞こえた。 

羽織がめくられた。 
「怪我してねぇか」 
晋助が少し青ざめた顔で私を見ていた。 
頷くしか出来ない私。  
晋助はため息を吐くと 
「このバカ!こんな時間にこんな人気の無い場所に女1人で。襲われて当然だろ!」 
と怒鳴った。  
私は首をすくめた。 
「ごめんなさい。でも、お百度参りを、晋助が、無事に江戸に帰れますようにって…」 
晋助は一瞬黙り、またため息を吐き、私をぎゅっと抱きしめた。  
「良いか〇〇、1度しか言わねぇからよく聞け。俺が江戸に帰ろうと思うのは、江戸にはお前がいるからだ。お前は、俺の帰る場所なんだ。だから、お前がいなくなったら、俺には帰る場所が無くなるだろ。分かったら、頼むからもう危ねえ事はするな」  
私は晋助の肩越しに、こみ上げる涙で滲む月を見ていた。

私が差し出した羽織を受け取ると、晋助はチラッと見たあと、肩にかけた。
そんなに血はついていないようだ。
私はなんとなくホッとして、立ち上がろうとした。右足首に鋭い痛みがはしる。
「…っ」
よろけた私を、晋助がとっさに支えた。
「どうした⁉」
「あ、さっき、ぶつけたみたいで」
晋助は私の足首に目をやったが、月が雲に隠れてしまい、あまり見えない。
と、突然私は晋助に抱きかかえられた。
「え、ちょっ」
「おとなしくしてろ」
まさしくお姫様抱っこの状態で、晋助は神社の石段を降りていく。
「〇〇、あんま下見んな」
言われて気づいた。石段には辻斬りが冷たくなっているのだ。
お百度参りをして満願叶えてくれた神社で、辻斬りとはいえ…バチあたり過ぎる。
私は急にクラクラしてきた。
「〇〇?おい、どうした⁉」
耳元で呼ぶ晋助の声が、何故か遠くから聞こえた。

右足首がひんやりとしている。
私はそっと目を開けた。
「気づいたか」
声に目をやると、窓を背にして、晋助が煙管を吹いていた。
起き上がろうとする私を片手で助ける晋助に、目で問う。
「神社から一番近い宿だ。それより、頭とか打ったわけじゃねぇよな」
突き飛ばされた時、頭は打たなかった。
気を失ったのは、恐怖やら何やらでワケがわからなくなったからだ。
そう言うと、晋助の肩の力が抜けた。
「足は痛むか?少し腫れてたから、冷やしてみた」
「うん、冷たくて、気持ちいい」
「そうか」
晋助はそうつぶやき、煙管を盆に乗せた。
「じゃあ、もう少し気持ちよくしてやろうか」
「…え?」
聞き返した私の背中に晋助の左手が回る。
右手は私の帯を解き、あっという間に着物は脱がされた。
「ちょ、ちょっと待って…」
「待てねぇ…あ?何だこれ⁉」
晋助が声を荒げて私の左肩を見た。
さっき辻斬りに掴まれた所が、指の形にクッキリとアザになっている。
「うわぁ…」
私は自分の左肩から目を背けた。と…晋助はいきなり左肩を強く吸った。
「えっ、何、ちょっと、ヤダ、かまないで」
「うるせぇ、痕隠してんだろ、だいたいお前の体に痕つけていいのは俺だけだ」
晋助は私に構わず、左肩を執拗に吸い、たまに噛む。しかも手は私の乳房、太もも、それから敏感な部分を、揉みさすりながらだ。
「晋…や、ん…やめて」
「止めねぇ」
「〜〜〜!」
何度目かの甘噛みを終え、やっと晋助は顔を上げた。
窓から入った月明かりがその顔を照らす。
晋助は、困ったような笑みを浮かべていた。
「悪ぃな〇〇、あんな目にあった後だ。手加減してやろうと思っていたが、余裕がなくなった…なんせ、128日ぶりだからな。無理もあるめぇ」
「えっ?」
驚いて聞き返す。だって…。
「あ?なんだよその面は。俺だって、逢えねぇ日を指折り数えるくらいには、お前に惚れてるってぇ事だ」
そう言うと、晋助は自分の着物を脱ぎ、裸で覆いかぶさった。
口に舌が入り込む。熱い舌だ。
手は相変わらず私の全身を愛撫する。
晋助が唇を離した。銀糸がのび、フツリと切れた。
思わず、唯一自由な右手で口を押さえたら、すぐに掴まれ、布団に縫い付けられる。
「声、聞きてぇ。出せ」
晋助は手で、足で、舌で、全身で私を触る。
頭が熱い。右足を冷やしていたタオルはとうにどこかへ蹴られていた。
「もう、我慢出来ねぇ。入れるぞ」
言ったと同時に、晋助は私の中に入った。
「ん〜〜〜」
部屋に響くのは、水音と晋助の荒い息、肌のこすれる音、私の声にならない声だけ。
「……っく」
晋助のかすれた声と同時に、私の身の内で熱が爆ぜた。

右足の腫れはだいぶひいたが、晋助はタオルを拾い上げ、水で濡らすとそっと当て直してくれた。
枕元に置かれた水を一気に飲み、私にも渡す。
「ありがとう」
冷たい水は体に心地よく染みた。
「あ」
私はある事に気づき、声を上げた。
「あ?」
煙管を吸う晋助は、私を見つめる。
「言うの忘れてた、あのね」
話そうとした私を制し、晋助はどこに持っていたのか、小さな包を取り出した。
「?」
「放ったらかしの侘びってわけじゃねぇけどな。開けてみな」
少し皺がついた包を開けると、綺麗な紫色の石で藤の花が型どられた、簪が1本。
「わぁ綺麗…ありがとう」
簪って…そういう意味なのかな?
いや、違うよね。そういうの考えるタイプじゃなさそうだし。付けちゃっていいよね?
たぶん少し赤い顔で簪を付ける私を見て、晋助は少し笑った。
「ところで、お前は何を言おうとしたんだ」
「あ、うん。あのね」
私は晋助を見つめた。
「晋助、おかえりなさい」
「…お前なぁ」
晋助は煙とともにため息を吐いた。
「?」
「人がせっかく我慢して、あとは大人しく寝かせてやろうと思ってるっつうのに」
言いながら私の方ににじり寄る。
「えっ…と」
「言っとくが、煽ったのはお前だ」

神様、満願の夜は長そうです。

6

3345. ぐでたまた子 2018/07/29(日) 21:32
②江戸設定 晋助目線

久々の江戸だ。
俺は懐に土産を忍ばせると、表へ出た。
「晋助様、お出かけっすか、お帰りは?」
来島が声をかける。
「さぁな、気が済んだらだ」
我ながら適当な答えだ。気が済む事など、ありはしないのに。
見送る来島を後に、足を進める。
〇〇は俺を待っているだろうか…128日。
決して短くはない。連絡もせずに放ったらかしにするには特に。日にちを数える程に、目に浮かぶ姿は薄れるどころか濃くなった。
ふと、足元に落ちているビラに気づき、なんとはなしに拾い上げる。
江戸には辻斬りが出るらしい。
どうりで、月が明るい良い夜にしては人があまり歩いていない。
〇〇は、危ねえめにあってないだろうか。
俄に早足になり、部屋に着いた。
戸を叩く。1回。2回。返事が無ぇ。
「〇〇ちゃんなら出かけてるよ」
見ると、隣の部屋からパジャマ姿のババァが顔を出している。
「**神社でお百度参りだとさ。辻斬りが出るから危ないって言ってるんだけどねぇ。今日で満願だからとか…」
俺はまだ喋っているババァを無視し、駆け出していた。
嫌な予感がする。
神社に着くと、石段の上に人影が見えた。
2人、いや3人か。雲の切れ間から月の光が差し込む。
男が2人、1人は女に刀を突きつけている。
俺は右目を見開いた。女は…〇〇だ。
全速力で石段を駆け上がる。
男がまさに〇〇に斬りつけようとした瞬間、その腕を掴む。
「その女から手を離しな」
ギョッとする男2人。〇〇はキョトンとしたような顔で俺を見た。
もがく男を思い切り投げ飛ばす。
鈍く、骨が砕ける音がした。
〇〇を捕まえている男は、仲間が消えた方を見て体を強張らせる。痛いのか〇〇が呻く。
この野郎…。
「聞こえねぇか。その女から手を離せって言ってんだろ。そいつは、俺のだ」 
言ったそばから、男は小刀を〇〇の喉元に突き付けた。怒りで目の前がくらむ。
数秒、睨み合う。と、男は突然〇〇を突き飛ばした。慌てて腕を伸ばしたが、間に合わず、〇〇は石段を転がり、石灯籠に倒れた。
俺は羽織を脱ぎ、〇〇に血が付かねぇように被せてから刀を抜いた。
一息で男を斬り、これも石段の下へ蹴る。
〇〇に駆け寄り、羽織を取る。
蒼白な顔。血は出ていねぇようだが。
「怪我してねぇか」 
弱々しくだか、〇〇は頷いた。  
安堵のため息が出る。
まったく、本当に危なかった。もう少し遅ければ、今俺は〇〇の骸を抱いていたのだ。
そんなのは許さねぇ。
この腐った世界で、この女だけが、確かに俺が帰りたいと思う唯一の場所なのだ。
さて、それをどう伝えよう。
まずは辻斬りが出るというのに、出歩いた事を叱らなきゃならねぇ。
俺は〇〇を見つめ、息を吸い込んだ。

〇〇が渡してきた羽織を受け取る。
月明かりでチラッと見た分には、目立って汚れてはいない。
横で立ち上がろうとした〇〇が、小さな悲鳴をあげてよろけた。
慌てて腕を伸ばす。今度は間に合い、その体を抱き止める。柔らかく、甘い匂い。
突き飛ばされた時に足を痛めたらしいが、足元は暗く、よく見えねぇ。
俺はそのまま〇〇を抱き上げた。
驚いているが、かまわずに石段を降りながら、倒れている辻斬りを見ねぇように言う。
返事が無い。と、〇〇の体から力が抜けた。
落ちないように支えなおして名前を呼ぶが、やはり返事は無く、グッタリとしている。
まさか、さっき頭でも打ったのか。
とにかく、早くどこかで休ませてぇ。
俺は近くに見える宿屋の灯りを目指した。

女を抱き抱えて入った俺を不審そうに見た受付は、一泊には少しばかり過分な金を叩きつけると、黙って鍵を渡した。
部屋に入り、そっと布団に寝かせる。
乱れた髪を手櫛でといてやる。
血は出ていない。頭を打った様子は無さそうだ。目立った怪我も、右足首だけか。
細い足首は赤く腫れ、少し擦りむいている。
備え付けのタオルを塗らし、腫れている部分にあてがった。
〇〇は静かに寝息をたてている。苦しそうな様子は無い。
目尻に少し水滴がついているのを指で拭ってやる。
さっき、俺が怒鳴りつけた時のか。
少し落ち着きてぇ。煙管に火を付け、紫煙をゆっくりと吐く。
「…ん」
〇〇が目を開けた。
「気づいたか」
起き上がろうとするのに手を貸し、宿に運んだ事を伝え、頭打ってないか聞く。
「…うん。背中ぶつけたけど。頭は打ってない。ちょっと、びっくりしたのとか、いろいろで、クラクラしちゃったの」
その言葉に、力が抜けた。
無理もない。来島みたいに血なま臭い戦闘に慣れてる女じゃねぇ。よほど怖かったのだ。
俺も充分肝は冷えたが。
足首の具合を尋ねると、冷たくて気持ちいいと微笑んだ。流れ落ちた髪を耳にかける。
その姿に、体の中心が熱を点けた。
「じゃあもう少し気持ちよくしてやろうか」
戸惑う〇〇を再度そっと布団に寝かせながら、着物も下着も脱がす。
待てと言われたが、待てるわけがねぇ。
白い肌を月明かりが照らす。
…と、何だこれ⁉
左肩にはクッキリと、指の形に青紫になってやがる。あの野郎…一息に斬るだけじゃなく、みじんにして…それでも気がすまねぇ。
痛々しい様子に、〇〇は自分の左肩から目そらした。俺はその痣に口を付け、強く吸う。出来る限りそっと噛む。
〇〇は咎めるが、止める気などない。
他の男の痕跡など、絶対に許さねぇ。
口は左肩に集中させ、手で体をまさぐる。
柔らかい胸、細い腰、湿り気をおび始めた露草…そのすべてが、数多の敵すら奪えない俺の余裕を瞬時に攫う。
なにせ128日、ずっと焦がれ続けていた。
そう言うと、〇〇は俺が日にちを数えていた事に目を丸くした。
着物を脱ぎ、唇で唇を塞ぐ。舌を絡ませる。甘い唾液が月明かりに光る。
唇を離した途端、〇〇が手で口を抑えるのを、すかさず止める。声が聞きてぇんだ。今ここで、〇〇を抱いているのを五感すべてで感じたい。
限界を覚え、〇〇の中に入れた。
優しくしたい、激しく奪いたい。
相反する思いが頭を駆け巡り…白い熱を放った。

蹴飛ばしていたタオルを塗らし、〇〇の右足首に再びあてる。だいぶ腫れが引いた様子に安堵する。
枕元の水を一息で飲み、〇〇にも渡す。
ふと、土産を思い出し、何か言いかけたのを手で制して包を渡した。
藤の花を模した簪に、〇〇は感嘆の声を上げる。
男が女に簪を贈る意味も、藤の花の花言葉も、こいつは知っているのだろうか。
万斉の「晋助もすみに置けないでござるなぁ」と言った横顔を思い出し、苦笑する。
〇〇は、手櫛でまとめた髪に、簪を挿している。受け取った簪を付ける意味も、知っていてなのか。
そして、言いかけた言葉を促した俺を見つめて、微笑んだ。
「晋助、おかえりなさい」
…まったく、どうしてこいつは、こんなにも簡単に俺のペースを乱すんだ。
煙管を盆に置き、〇〇に近寄る。
「言っとくが、煽ったのはお前だ」
この腐った世界を俺が壊そうが、勝手に壊れようが、こいつだけは守りぬこう。
そして世界が新しい朝を迎えるなら、その朝日を浴びる時、横にはこいつに居てほしい。
神様とやらがいるなら、俺の願いは聞いてくれるだろうか。
いっそ、お百度参りでもしてみるか。
なぁ?〇〇。

【補足】
江戸時代(銀魂が本当に江戸時代なのかは別として)、男が女に簪を贈るのは、武器にもなるから『お前を守る』という意味と、『一生を添い遂げてほしい』という2つの意味があるとの事です。 
女がその簪を髪に挿すのは、了承の意味。つまりは今でいう「(指輪の箱パカッ)結婚して下さい!」「…はい」です。

6

3346. ぐでたまた子 2018/07/29(日) 21:35
未投稿部分です。江戸設定です。
暗いです。救い無しです。
「君の膵臓が食べたい」系が好きな人はいけるかも?

③【青空と誓いと】江戸設定

ごめんなさい。
危ない事はするなって、あなたに言われてたのにね。
頭で考えるより先に、体が動いちゃったの。
そうだ、あの簪って、意味…ううん、やっぱりいいわ。だってもう、必要なくなっちゃったもの。
ねぇ、もしいつか、平和な世界になったら、またあなたに会いたいな。
そしたら、一緒にいろいろな所へ行きたい。
私、いつも待ってるばかりだったんだもん。
だから、だからね、待つの慣れてるから、ゆっくり来てね。嫌味じゃないのよ。
あなたがやりたい事、全部やりきってから来てね。おじいちゃんになっているあなたの、肩もんであげるから。

あぁ、空が綺麗。このまま空に溶けていけるかしら。そしたらあなたがどこにいても、雲の隙間から光で照す事が出来るのに。
誰よりも危険で、誰よりも優しいあなた。
ねぇ、私の事、忘れないでね。


「…誰にやられた?」
女は答えない。
閉じたまぶたも開かない。
「…誰にやられた?」
男は再度問う。
女はやはり答えない。
柔らかそうな唇からこぼれ落ちるのは、真紅の血だけ。
「…誰に…」
三度目の問いは、言葉にならずに消えた。
「あ、あの…」
声を出したのは、幼い兄弟。
まだ十にもならないだろう兄は、更に小さい弟を背中に隠しながら、男を見上げる。
「そ、そのお姉ちゃん、僕達を、助、助けてくれて…」
男の碧眼が兄弟を見る。
弟が兄の背中に顔を埋めた。兄はゴクリと唾を飲み込み、震える唇を開く。
「弟が、天人にぶつかって、そしたら、天人が弟の事捕まえて、僕も蹴られて、そしたら、お姉ちゃんが…」
男は女に視線を戻す。
折れた白い日傘。
それを持って、兄弟をかばう女の姿が目に浮かんだ。
「それで?」
男に問われ、兄は肩を強張らせる。
「お姉ちゃんが天人を日傘で叩いたから、弟は逃げられたんだけど、今度はお姉ちゃんが捕まっちゃって、お姉ちゃん、僕達に逃げろって…」
男は女の頬を優しく撫でる。
「誰か呼んでこようと思ったけど、皆、天人怖いって…」
男は女の体を抱き上げた。
血が滴り落ちる。
斜めに折れた女の首は、男の胸にもたれた。
「その天人はどんな奴だった?」
男は女の額に己の頬を寄せたまま問う。
「ライオンみたいな。毛は、赤っぽかった」
答えたのは、今度は弟だった。
男はそれを聞くと、女を抱き抱えたまま歩き出した。
…しゃらん。
音がして、女の黒髪から何かがすべり落ちた。
男も兄妹もそれを見つめた。
紫の石で藤の花を模した簪は、日の光に美しく光っている。
弟がそっと拾い上げ、男に差し出した。
しばし、男と見つめ合う。男が口を開く。
「やるよ。多少傷付いてるみてぇだが、売りゃあそれなりの金になるだろ。付ける女がいねぇんじゃ、簪なんて不要品だ」
弟は目を見開く。
何か言おうとした兄は、男の眼差しに口を閉じる。
「お前ら痩せてんじゃねぇか。その金でメシ食って、強くなりな。天人だろうがなんだろうが、尻込みしねぇで戦えるくれぇにな」
男はそう言うと、再び歩き出した。
その背中に兄が声をあげた。
「俺達、強くなります。天人なんかに負けないくらい」
男は黙って歩いて行った。

翌朝江戸の人々は、橋の真ん中に倒れた天人に騒いだ。
赤い毛の、ライオンにそっくりな天人を一太刀で斬ったのは誰かと皆が噂し、真選組も聞き周りに労力をさいたが、目撃者すら現れなかった。

その夜、江戸から一隻の宇宙船が旅立った。
甲板に立つ男の碧眼は、わずかに赤く腫れていた。

悪かったな。守ってやれなくて。
ったく、腐った世界だ。絶対に、ぶっ壊す。
だから、新しい世界で、また会おうぜ。
俺はけっこう執念深ぇんだ。忘れねぇ。
お前も俺の事、忘れんじゃねぇぞ。

7

3347. ぐでたまた子 2018/07/29(日) 21:38
④ 3Z

第1部
【係決めの日に休むとロク事ない】

7月4日 水曜日 晴れ

夏風邪で休んだ翌日、私は教室の貼り紙を見て、絶望に打ちひしがれた。
銀八先生の思い付きに近い提案で、掃除当番なるものが作られたのは一昨日のHR。
もちろん清掃の時間はあるけれど、それだけでは片付けきれないのが現状。それで放課後、残った掃除をする係を日替わりで決める事になったのだ。
席順とかで良いじゃないかというのが大半の意見だったが、近藤君がそれはつまらないだのなんだの言い、翌日、つまり私が休んだ昨日、その組み合わせが決められたのだ。
…あのゴリラ、どうせ妙ちゃんと一緒になれるかもとかだろ。余計な事を。
私は心の中で毒づいた。
何故なら本日の掃除係に書かれていたのは、私と、学校最凶のクラスメイト、高杉晋助その人の名前だったからだ。
貼り紙の前に立ち尽くす私に、同情の視線が痛い。
というか、皆が私に押し付けたんでしょ!
「あの…〇〇さん」
声に振り向くと、新八君が弱々しい笑みを浮かべていた。
「たぶん、高杉君はこういうのやらずに帰っちゃうと思うからさ、僕も手伝うよ」
新八君、君は天使なのか。メガネが光り輝いてまぶしくて見えないよ。
「…ありがとう」
私はたぶん、新八君以上に弱々しい笑みで返した。

放課後。
天使のはずの新八君は何故か逃げるようにダッシュで帰ってしまい、私は教室に1人残っていた。
あの駄メガネ、だからモテないんだよ…ってマズイ、私今日1日でかなり性格悪くなっている気がする。
私はため息を吐き、掃除にとりかかった。
清掃の時間に捨てたはずのゴミ箱は、既にあふれている。
ペロペロキャンディーの棒、あんぱんの空き袋、ヤクルコの空容器、マヨネーズの空容器、フーセンガムの空箱、酢昆布の…以下略…。
「なにこれ」
私は可愛くラッピングされた小さな袋を見つめた。半透明のビニール袋からは、真っ黒な塊が見える。なんか異臭もする。
「妙ちゃんのか…」
お昼に「クッキー作ったの。誰か食べない?」とか言ってたな。クッキーに見えないけど。っていうか、よくこれで完成だと思えるよね。
唯一食べた近藤君が早退した姿を思い出し、背すじが凍った。
それにはなるべく触らないようにして、ゴミ袋に詰めていく。
それが終わったら黒板だ。
一応消してはあるが、まだらにチョークの跡が残っているし、黒板消しも汚い。
私は黒板消しを手に取り、端から消し始めた。
「やっぱ届かないかな」
150未満のチビの私には、黒板の上の方を消すのは至難の技だ。まぁ、椅子使えば良いんだけど面倒くさい。
つま先立ちになり、精一杯腕を伸ばした時、突然背後から黒板消しが奪われた。
「!?」
固まる私の横には、無言で黒板を拭いている高杉君がいた。
消し終わると私に目もくれず、ちゃんとクリーナーにかけている。
嘘でしょ、え?本物?あの高杉君?だよね?
綺麗なった黒板消しを片付けた高杉君は、はじめて私に向いた。
「後は何があるんだ」
「え、あ、あの、ゴミ、捨てに」
震えながら指したゴミ袋2つを、高杉君は両手に持ち、1つを私に渡した。
「行くぞ」
「は、はい」
ゴミ捨て場への道のりが、果てしなく遠く思える。前を歩く高杉君の背中を見ながら、私はふと気づいた。
ゴミ、もしかして重い方持ってくれてる?
さっきゴミ袋を両手で持った時、一瞬何か考えてるように見えたけど…いや、たまたまだよね。
ゴミ捨て場に持って来たゴミを捨て、教室に引き返す。終始無言。
…ツライ、空気がツライよ。
私は自分の足元だけを見て、トボトボ歩く。
と、突然強い風が吹いた。砂ぼこりが舞う。
「ひゃあ!」
悲鳴をあげて必死でスカートを押さえる。
高杉君にパンツ見られたりしたら、もう学校来れない。というか死ねる。
風がおさまり、砂ぼこりが入らないように閉じていた目を開けた。
私にかまわずさっさと歩いているかと思ったが、意外にも高杉君は近くに立っていた。
「おい」
「え、はい」
「髪」
「髪?」
言われて気づいた。
胸下まで伸ばしている私の髪が数本、風に舞った時に校庭の桜の枝にに引っかかっているのだ。
「もぉ、ヤダ」
私は思い切り髪を引っ張ったが、痛いだけでどうにもならない。
腕伸ばしても届かないし。最悪。
途方にくれていると、高杉君が枝に手を伸ばした。
「じっとしてろ」
そう言って、私の髪を枝から驚くほど丁寧にほどいていく。
というか、近い。ヘタしたら、私の左耳に高杉君の手が当たりそうだ。
めっちゃドキドキするんですけど。
「取れたぞ」
ほとんど耳元で言われ、心臓が飛び跳ねる。
「あ、ありがとう」
「ん」
ここから教室まで、ほとんど記憶が無い。

教室にたどり着き、あとは?という顔をする高杉君をまともに見れないまま、私は教室の隅にある道具箱を取り出した。
特に掃除項目にはないが、個人的に気になっていた。文房具などを忘れた人の為にいろいろ入っているのだが、落とし物や、ほとんどゴミみたいな物、何故か銀八先生の甘味屋スタンプカードまで入っていて、かなりゴチャゴチャなのだ。
「あとはこれだけだから、大丈夫。高杉君先帰って良いよ」
そう言ったが、何故か高杉君は自分の席に座り、携帯電話を見始めた。
なんで…?
仕方なく、私は意識を道具箱のみに向け、手を動かす事に集中した。
再び沈黙の教室。だからツライって。
病み上がりだし、さっきの風でホコリ吸ったのと、緊張し過ぎて喉カラカラで痛いし。
私は出来るだけ小さく咳をした。
一度するとクセになり、静かな教室に私の咳払いが響く。
ガタッ
突然の音に顔を上げると、高杉君が席を立ち、無言で教室を出て行った。
え?何急に。あ、帰ったのか。だよね。
「はぁ〜〜…ケホッ…」
全身の力と共に魂まで抜けそうなため息と咳をしながら、私は道具箱を片付け終えた。
さて、帰ろう。
ガラッ
教室の戸が開く。
え…?高杉君帰ったんじゃないの?
「鳩が豆鉄砲くらったような顔」をしているに違いない私に、高杉君はビニール袋を差し出した。
「やる」
受け取った校内生協の袋には、ペットボトルの水とのど飴。
「え?な、え、あの…」
キョドる私に高杉君はもう一度
「やる」
とだけ言った。
「あ、はい。ありがとう、ございます」
気持ちはついていけてないが、喉は限界だったので、私はありがたく一気に3分の1程飲み、ひと息ついた、瞬間、高杉君が私の手からペットボトルを取り、半分程飲み、また私に渡した。
え?今の何?いわゆる間接キ…は気にしないから出来たんですよね。でも、今返されたのを私が飲んだ場合、それ私が高杉君の…。
思考停止。
「おい、終わったなら帰るぞ」
「は、はい!」
私は爆発物みたいに慎重にカバンにペットボトルを入れ、高杉君と教室を出て、第一駐輪場へ向かった。
って…あれ?私の自転車無い。
キョロキョロする私に、高杉君が一言。
「おめーの自転車なら、さっき第2の駐輪場にあったぜ」
「え?ウソ、なんで?私こっちに止めたはずなんだけどな」
あぁ、でも一昨日は既に熱っぽかったからバスで帰って、昨日休んだし、記憶曖昧だな。
しょうがない。向こうに取りに行こう。
「おい」
…今度は何でしょうか。
「第2駐輪場な、不良の溜まり場になってんぞ」
…学校1の不良が何をおっしゃる。
とは思ったけど、取りに行く気は無くした。
今日もバスかな。
「乗りゃいいじゃねぇか」
は?今なんて?
高杉君は自分の自転車の後ろを指す。
「え、いや、2人乗りはさすがに」
「あ?」
だって、ダメでしょ。校則どころかおまわりさんに…あ、高杉君がそんな事気にするわけないですよね。
って事はここで断ったら「高杉君と」2人乗りが嫌みたいな感じになるって事で、それは私の死亡フラグが立つという事で…。

何でこんな事に…。
私は高杉君の自転車の後で、本日何回目かの思考停止状態に陥っていた。
「おい、それじゃ落ちちまう。しっかり掴まりゃいいだろ」
うぅ…もう、こうなったらヤケだ。
私は高杉君の脇腹辺りに手を回し、背中にしがみついた。すみません、胸、当たりますよね。私、さっちゃん程じゃないけど割と…気にしませんよね。本当にすみません。
私のくだらない思いをよそに、自転車は風を切って走る。
少し顔を上げて、高杉君越しに空を見た。
オレンジ色の夕陽が遠くに見え、大きな入道雲が茜色に染まっている。
「わぁ…」
「あ?」
「あ、あの、空が、きれいだなって」
「あぁ、夏の夕方は、俺は割と…好きだ」
高杉君の返事は、ひぐらしの鳴き声にまぎれて、ひどく小さく聞こえた。
帰り道、交わした会話はこれだけで、あとは私が自宅への道を伝えるくらいだった。

「ありがとう。その、なんかいろいろ」
「別に、礼言われるような事してねぇよ」
「いや、けっこう…」
「じゃあな、俺帰るわ」
「あ、うん。あ、じゃ、明日ね」
見送る私を振り返り、高杉君はわずかに唇の端を持ち上げた。
今、笑った?…高杉君って…笑うんだ。

なんか、今日、すごい1日だったな。
良く心臓もったよ。
ん?心臓と言えば、高杉君の動悸もけっこう激しかったな。腕に振動がきた気が。
ウチの前、坂道だもんね。申し訳ない。
私は瞬き始めた1番星を見上げ、不思議と嬉
しい気持ちがこみ上げるのを感じた。

翌日、2人乗りがバレて、私と高杉君は掃除係2週間の罰を受けるハメになった。
銀八先生がニヤニヤしながら
「いや、青春はね、先生良いなぁと思うのよ。でもやっぱダメなもんはダメなの」
と言い放ち、ザワつくクラスメイトに囲まれた私は、ポケットの中のど飴を握りしめ、窓の外の入道雲を睨みつけた。

たぶん、全部、夏のせいだ。

《銀八先生より補足》

はーい、注目。もうね、このトピの皆は本当に優秀だからね、わざわざ先生が言わなくても分かってると思うけど、先生出番少なくて寂しいから、補足として答え合わせしまーす。
まず問①、新八君は『誰から』逃げるように帰っちゃったのか?
女の子との約束すっぽかすような子じゃないのよ、新八君は。
問②、主人公の自転車、『誰が』第一から第ニに移動しちゃったんだろうね?
ヒントは、高杉君のこのセリフ「おめーの自転車第二にあった」…なんで高杉君は彼女の自転車だって分かったのかな?
はい、そこ、気持ち悪いとか言っちゃダメ。高杉君そーゆーの気にしちゃうから。
はい、じゃあ最後の問③、これは宿題ね。
皆ちゃんと妄想してみて。
2週間後、2人はどーなるんでしょうか?
ちなみに2週間後の土曜日、隣町で花火大会がありまーす。そして、夏休みが始まります。
はーい。先生の補習は以上でーす。
皆出来たかなー?


《全校生徒が帰宅した後、保健室にて》

「坂田先生、出来んしたよ」
「いやーありがとうございます。それにしても、紙で切ると痛いっすねー」
銀八は月詠に貼ってもらった、左手小指の絆創膏を撫ぜた。
「それより、本当に良いんでありんすか」
「え?あぁ、高杉と〇〇っすか。いーじゃないですか、2人乗りくらい。青春青春。本人達には明日ちゃんと叱りますから。月詠先生も、他の先生には内緒にして下さいよ」
「とんだ不良教師じゃ」
月詠は苦笑し、煙草を手に立ち上がり保健室の戸を開ける。
銀八もそれに続き、廊下へ出た。
「あれ?月詠先生喫煙室行かないんすか」
外へと繋がる戸へ向かう月詠は、唇に人差し指を当てた。
「高杉達の事言わないかわりに、これも内緒にしてくんなんし」
「はい?」
「喫煙室だと理事長やらと一緒になる事があって、くつろげなくてな。第2駐輪場はいつ行ってもほとんど誰もいない。私の喫煙室でありんすよ」
「あーなるほど。月詠先生も不良教師じゃないすか」
「そーじゃな」
と、笑い合う2人の姿を見ていたのは、1番星だけでしたとさ。

高杉君、どこが不良の溜まり場だって?


第2部
【兄妹(姉弟)が物話のキーポイントってありがちだよね】

7月5日 木曜日 晴れ

はぁ…。昨日と同じく掃除を終え、帰り支度をしながら、私は本日何十回目となるため息をはいた。
銀八先生が皆の前で2人乗りを叱ったせいで、今日は「針のむしろ」だった。
何か言いたげたクラスメイトの視線が痛かった。いっそのことツッコんでくれた方が楽なのに、皆何かに、何かって高杉君にだろうけど、遠慮して遠巻きにヒソヒソしていた。
「おい、どうした」
「あ、いえ、なんでも」
第1駐輪場へ向かう高杉君が振り返った。
「第2、行くんだろ」
「あぁ…それいいの。私、しばらく歩いて帰るの」

私は昨日の事を思い浮かべた。
高杉君と別れて家に入った私を出迎えたのは、今年銀魂高校に入学した弟だった。
「姉ちゃん、今、あの高杉晋助と2人乗りしてたろ。何だよ、どういう事⁉まさかデキてんの?」
「は?何言ってんの。ってかあんた見てたの?」
「窓から見えたんだよ。それよりマジで出来てんの?」
「違うわよ!」
私は手短に事の次第を説明した。
聞き終わった弟はニヤッと笑った。
「姉ちゃん、俺が今自転車無いの知ってるよね」
「鍵かけ忘れて、駅前で盗まれたんでしょう」
「そーそー。親父も母ちゃんも自分の責任だって、買ってくれないからさー。姉ちゃんの自転車くれよ」
「嫌よ。自転車乗れなくてこの事態なんだからね」
「ふーん。男子と2人乗りしてたって、親父に言っちゃおうかなぁ」
「……あんたね」
「まーまー、もう少しで夏休みだしさ、バスあんじゃん」
「…夏休みに海行ったりするから、お小遣い貯めたいのよ」
「海行くなら水着でしょ、歩けばダイエットになるじゃん。きれいに着て、高杉さんに見てもらえばいーじゃん…って、顔面に鍵投げるなよ」

あいつ…今思い出しても腹がたつ。
私は小さくため息を吐き、
「えっと…弟に貸してて」
とだけ言った。
高杉君は聞いたのか聞いてないのか、自転車を押して歩き出した。
え?何で乗らないの。
高杉君は黙って歩く。私は仕方なく、少し後ろをついて歩く。
交差点に着くと、高杉君は私の家に続く坂道に向かって歩いて行く。
「え、高杉君の家って反対の道じゃ…」
戸惑う私を無視して、高杉君はゆっくり歩く。やっぱり仕方なく、私もゆっくりついて行く。今日も入道雲が高い。
ふと、電柱に立てかけられた看板に気付いた。昨日もあったっけ?
『痴漢注意!最近1人歩きの女性が突然男に抱きつかれるという事件が発生しています』
え〜。嫌だなぁ。家の近くでこんな。
…あれ?もしかして、この看板見たから、送ってくれてるの?
私は高杉君の背中を見ながら、弟のニヤニヤ笑いを思い出していた。

7月7日 土曜日 晴れのち曇り

今日は神楽ちゃんと買い物に来ている。
夏休み中に妙ちゃん達と海に行く為、水着を買うのだ。
「これ、ごっさ可愛いアル」
神楽ちゃんが選んだのは、薄いピンクで、全体にレースがデザインされたビキニだった。
「うん。可愛い。神楽ちゃんの髪色に合うし」
「〇〇ちゃんはどれにするアルか」
「ん〜私はねぇ…」
2人して水着を手にしていたら、神楽ちゃんが突然顔をしかめた。
「ゲッ!」
「どうしたの?」
「あれー。神楽じゃん」
声をかけてきたのは、神威さんだった。
同じ工業高校の人だろうか、何人かの男の子と…え、高杉君もいる。そういえば神威さんと友達なんだっけ。
「おい神威、ここはレディーの水着売り場アル。入ってくんなよ」
「えーいいじゃん。メンズ用もあるし」
言い合いを始める兄妹を横目に、私は気になっていた水着を手にした。
白地に青やピンクの花柄のビキニで、胸元と腰にリボンが付いている。
「なになにー。友達はそれにするのー」
私の手元をのぞき込んだ神威さんの顔に、神楽ちゃんのパンチが炸裂した。
「いってー!ちょと神楽、お兄ちゃんにひどくない?」
「〇〇ちゃん、バカは無視して行くアル」
「え…あ、うん」
プンプンする神楽ちゃんに手を引かれ、レジに向かいながら、私は高杉君の方を振り返った。あれ?なんか怒ってるの?
友人らしい男の子に、とんでもなく不機嫌な顔をしているのが、視界の隅に見えた気がした。

7月9日 月曜日 晴れ

「は?」
お昼休みのまったりとした教室で、私は神楽ちゃんの真っ青な眼をまじまじと見つめた。
「だからナ、高杉君〇〇ちゃんの事好きだと思うって、バカ兄貴が言うアルョ」
「な、な、なんで?」
「土曜日に神威達に会ったダロ」
「うん」
「その時、高杉君もいたアル」
「うん」
「で、他にも友達が居てな、そいつらが〇〇ちゃんの事、可愛いとか、彼氏いるのかなとか言ったらしいアル」
「う、うん」
「そしたら高杉君が睨みつけて、『あいつはダメだ』って言ったアル」
「うん…は?」
私はカルピスソーダを吹きそうになった。
「でな、神威が『晋助狙ってるの?』って聞いたら黙っちゃったって」
神楽ちゃんは可愛い顔でニヤッと笑った。
「これは、恋アルョ」

もー!意識しちゃうじゃん!
慣れた手付きで黒板消しをクリーナーにかける高杉君の横で、私は道具箱を整理していた。
今日は珍しくゴミが無くて、もう掃除は終わる。終われば、高杉君は今日も送ってくれるのだろうか。
あんな事聞いた後で、いつも以上に気まずいよぉ…。
「どうした?」
高杉君の声に心臓が跳ねる。
「さっきからボーッとしてるぜ」
「いや、別に。今日、暑いなって」
「…あぁ」
心臓もたない。

大声が聞こえたのは、カバンを持った瞬間だった。
「晋助ー!いるかぁー?」
えっと、確かこの声、川上、万斉さんだっけ。高杉君よく一緒にいる気が。
遊びでも行くのかな。どーぞどーぞ、私今日は1人で帰るので。
「ねぇ、私、今日は…!」
話しかけた私の口を押さえたのは、高杉君の手だった。
「!?」
そのまま体ごと引っ張られて、教卓の影に2人でしゃがみこむ。
え?なにこれ?なんなの?
教室の戸が開く。
「あれ?いないか。仕方ないな、校門で待ってれば来るか」
万斉さんのひとり言が響き、教室の戸が閉まり、足音が遠ざかる。
それからたっぷり30秒して、高杉君の手が離れた。
「な、え、何?」
「あぁ…悪ぃ」
死にそうにドキドキして、立ち上がれない私に、高杉君は目をそらした。
「万斉のヤツ、俺の顔見る度にバンドやろうってうるさくてな。断っても断っても来るから、逃げてんだ」
バンド?高杉君が?え、何系?まさかのビジュアル系とか…。
「…プッ」
思わず吹き出した。
「おい」
「フフッごめん…つい…」
笑いが止まらない私を、高杉君は呆れたような声でつぶやく。
「お前の想像で俺はどんな格好してんだよ」
「ごめんって…」
「ったく、行くぞ」
教室を出る高杉君を、あわてて追いかける。
「高杉君?どこ行くの?そっちプールだよ」
相変わらず返事をせずに歩くので、仕方なくついて行く。
プールはもちろん誰もいなくて、カルキの匂いが静かに揺れている。
高杉君はプールの端まで来ると、靴と靴下を脱ぎ、制服の裾をまくり上げると、プールに足だけ入れ、地面に仰向けになった。
「え、何してるの?」
「お前もやってみろよ」 
私は一瞬迷ったけど、思い切って高杉君の右30cmくらい横に同じように寝てみる。
「わぁー、気持ちいいね」
「…俺のお気に入りのサボり場所だ。この時期、屋上じゃ暑くてな」
「サボりって…。でも、お気に入りの場所って人に教えちゃって良いの?」
「…お前は良い」
…えっと、だから、それどういう…。
あれなの?なんか野良猫みたいなモノだと思われてるの私。それとも、神楽ちゃんが言ってたみたいな…ダメだ、考えるの止めよう。
私は深呼吸して、夏空を見上げた。
夏の夕方の空はまだ青く、白い雲が光る。
校庭から陸上部のかけ声が、風に乗って聞こえてくる。
「…私ね」
高杉君が右眼だけ動かす。
「小さい頃から、空を見上げてると、なんだか心もとない気がするって言うか。吸い込まれそうな、体がどこかに行っちゃう気がするの。自然に体が浮き上がって、そのまま空に溶けそうな感じ…」
我ながら何言ってるんだと思ったが、高杉君は笑いもせず、じっと聞いていた。
ふと、左手に熱い手が触れた。
びっくりして見ると、高杉君は視線を空に戻したまま、私の手を上から押さえるように握っている。
「なら、俺が押さえといてやる」
「…うん」
夏の熱さも校庭の喧騒もよそに、私達はプールサイドで空を見ていた。

「ここから出るの?」
私はプールを囲うフェンスを見上げた。
ひし形の網目上のフェンスは、丁度高杉君の背丈くらいある。
「仕方ねぇだろ。校門で万斉に会いたくねぇんだから」
そう言うと高杉君はカバンを放り投げると、フェンスをよじ登って、歩道に着地した。マジか…。
っていうか、私は校門から出られるよね。
まぁでも、ここまで来ちゃったし。
私は意を決し、受け取る構えを見せる高杉君にカバンを投げた。
フェンスの真ん中あたりに足をかけ、思い切り勢いをつけて飛び越える。
ストンッと歩道に降り立った私を、高杉君は珍しく驚いた様子で見つめた。
「運動神経良いんだな」
「うん。こう見えても、空手家の娘だもん」
「は?」
「私のお父さん、空手道場やってるの。私はもうやってないけど、小さい頃に教わったから、体は動くよ。ちなみに弟は中学生の部で全国2位だった」
「…そりゃぁ…ハードル高えな」
高杉君はため息と一緒につぶやいたから、最後が聞き取れなかった。
「なに?」
「…なんでもねぇよ。帰るぜ。今日は俺も歩きだ。たっく万斉のヤツ…」
ブツブツ言う高杉君の背中を追いかける。
握られた左手は、火傷したみたいに熱いままだった。


第3部
【『教室はまちがえる所』って詩あったよね】

7月13日 金曜日 曇りのち晴れ

夢を見た。
時代劇で見る江戸みたいな、和風の家の中で、私は1人で泣いていた。
私には大好きな人がいて、その人はとても危険な仕事をしていて、あまり会えなくて。
ただ無事に帰って来てくれるよう、願う事しか出来ない、そんな無力な私を、とても大事にしてくれる。例えば自分が死にそうな怪我をするより、私が捻挫でもする方が嫌。
そんな人の事が悲しくて、愛しくて、どうしようもなくて、私はただ泣いていた。

「変な夢だったな」
起きてからも心の中に、懐かしいような、悲しいような、寂しさの破片が残っていた。
そして何故か、猛烈に高杉君に会いたいと思った。自分の体の中で、縁日の金魚みたいに、いろんな感情が暴れている。
私は洗面所に走り、冷たい水で顔を洗った。
とにかく、今日で掃除係も1学期も終わりだ。
「無事に過ごせますように」
鏡の中の自分につぶやき、私は身支度を始めた。

明日から夏休みというウキウキ感は、学校全体を包んでいる。 
校庭からは陸上部のかけ声より、遊んでいるらしい声が大きい。
神楽ちゃんと沖田君が喧嘩してる声とか、近藤君が妙ちゃんに投げ飛ばされている叫び声とか…賑やかだな。
私と高杉君は教室の窓際にある棚の上に、行儀悪く腰かけて、足をブラブラさせてた。
今日も暑くて、私はカルピスソーダをゴクゴク飲む。
窓から入る夏の日差しが、教室の床にカーテンの影を踊らせる。
高杉君は調理実習で作ったケーキを食べている。もちろん?彼はサボっていたので、私が取っておいた分だ。
「甘ぇ」
「そりゃケーキだから。これでも銀八先生の体を考えて砂糖少なめにしたんだよ」
「あんだけ飴舐めてりゃ意味ねぇだろ」
「う…ん、それは確かに」
「まぁでも、うめぇよ」
「本当?良かった。妙ちゃんが参加するのを新八君が止めたかいはあったね。っていうか新八君かわいそうだったよ。日直だからって先生に高杉君探すように言われて、学校中走ってたんだから」
「プールには来なかったぜ」
「…だって私言わなかったもん」
私がつぶやくと、高杉君は唇の端を持ち上げるだけの、あの笑い方をした。
心臓が、柔らかい羽で撫でられたみたいな気分になる。
少し強い風が吹いて、レースのカーテンがふわりとふくらみ、視線を遮った。
顔に当たる直前で払いのけようとした時、高杉君が左手を伸ばしてカーテンの端を掴む。そのまま私の背中越しに右手で反対の端も掴んだから、私は高杉君と一緒にカーテンにくるまれる格好になった。
2人の距離は、5cmくらいしかない。
なになに?なんなの?
高杉君は見たことないくらい真剣な顔で、小さく息を吸い込んだ。
右眼に映る私も、息を飲んだ。
「なぁ、もし俺がお前の事が好きだって言ったら、どうする?」
…え?…え?…えぇ!ど、え、どうって…
…あれ?なんか、こんな事、昔、ずっと昔にもあった気がする。あの夢みたいな。
こんなふうに、真剣な眼で見つめられて。
そうだ、私はずっと高杉君に会いたかった。
だからこうやって一緒に居られて、すごく…
「…嬉しい」
高杉君の眉がちょっと動いて、私は自分が声に出していた事に気がついた。
「…嬉しいか…じゃあ、俺と付き合えよ」
「……うん」
小さく返事をした私の唇に、高杉君の唇が、そおっと触れた。
人の唇って、こんなに熱いんだ。
緊張してるのに、高杉君の体温が嬉しくて泣きそうなんて変かな。

学生時代の恋人と、一生一緒にいる人なんて少ない事くらい知ってる。
だけど、いつか私がおばあちゃんになって、自分の名前も、ご飯食べた事も忘れちゃうようになっても、高校3年生の夏休み直前、放課後の教室でカーテンにくるまって、生まれて初めてしたこのキスは覚えていたいな。

ねぇ高杉君、好きって、なんだか懐かしいと似ているんだね。

6

3348. ぐでたまた子 2018/07/29(日) 21:41
⑤ 3Z

【適度な糖分は人生にも恋にも必要不可欠】

神楽ちゃんから電話が来たのは、家に着いてからすぐで、私はまだ制服のままだった。
「明日の花火大会なんだけどナ」
「あ、うん。それ、私も連絡しようと思ってて…あのね…」
なんて言おう。神楽ちゃんと行く事になっていたけど、高杉君に誘われたなんて。
「〇〇ちゃん、高杉君と行くんダヨナ」
「え!なんで…」
「神威がさっき高杉君に断られてたアル。理由聞いたら…そういう事アルな」
神楽ちゃんは笑い声をあげる。
「…うん。ごめん」
「謝る事ないアル。私はそよちゃんと行くネ。それより〇〇ちゃん、もし高杉君に泣かされるような事あったら、私に言うヨロシ。ぶっ飛ばしてやるアルヨ。ところで、あのド不良、どんなふうに告白したアルカ?」
「えっ、えぇっとねぇ…」
神楽ちゃんの事情聴取はしばらく続いた。

7月14日 土曜日 晴れ

白地に紫と薄いピンクで藤の花と蝶々。
帯は濃いめのピンク。
鼻緒が帯と同色の下駄。
濃い紫の巾着バッグ。
それと。私はアクセサリーケースを開けた。
紫の石が藤の花になっている簪は、一昨年の春、お父さんに趣味の骨董品巡りに付き合わされた時、ひと目で気になった物だ。
元々かなり高級品だったらしく、多少石に傷が付いてはいたけどなかなかの金額で、入学祝いのバッグと財布を諦める代わりにと、しぶしぶ買ってもらった。
骨董品屋のおじさんは、丁寧に包みながら、
簪は今でいう婚約指輪みたいな物だったんだよ、と教えてくれたっけ。
私はまとめた髪に簪を挿した。
これが付けたくて買った、藤の花柄の浴衣に良く似合う。
どんな男の人がこの簪を贈って、どんな女の人が受け取ったんだろう。そしてどうして傷が付いて、骨董品屋さんに行ったんだろう。
なんとなく、女の人が自分の意思で手放したようには思えなかった。
って、何考えてんだろ。
私は苦笑して、もう一度鏡を見てから、勢いよく玄関を出た。

高杉君…浴衣似合いすぎませんか。
紺の無地に白い帯姿の高杉君を、道行く女の子達がチラチラ見て行く。
なんかいたたまれない…けど負けない。
「お待たせ。やっぱり混んでるね」
「あぁ」
高杉君は私をチラッと見ると、短く返事をしてから、不意に私の手を握った。高杉君って体温高いよね。
「はぐれんなよ」
「…うん」
神楽ちゃんは良いとして、クラスの人とかいたら、ちょっと恥ずかしいな。
そう思ったのを見透かすように、握られた右手に力が込められる。
「俺はお前が俺のモンだって知らせるには、良い場だと思うんだけどなぁ」
「…え、あ、うん」
思わず赤面する私に、高杉君はニヤッと笑い、花火会場へと足を進めた。
金魚すくい、お好み焼き、りんご飴、射的、たこ焼き、チョコバナナ、ヨーヨー釣り。
屋台の匂いと喧騒。
「お祭りって良いよね」
なんだか楽しくなってきて、高杉君に笑いかけた。
「そうだな」
微妙にトーンが上がっている気がする。
お祭り好きなのかな。
「そろそろ花火始まるな。なんか買うか?」
「ん〜あ、綿飴!」
私は高杉君を引っ張るようにして、屋台へ向かう。
「好きなんだよね〜」
嬉々として綿飴を買い、舌に当てる。
たちまち溶ける、甘い味。
「食べる?」
「いや、いい」
「高杉君って甘い物嫌いなの?」
「お前の甘い物好きが銀八基準だとしたら、大抵の人間は嫌い派だと思うぜ」
「いや、あれはさすがに」
話しながら高杉君に手を引かれて、いつのまにか会場近くの神社へ来た。
石段を登って、本殿の横を抜け、宝物庫の前にあるベンチに座る。
ここまで来ると、ほとんど人がいない。
「高杉君?なんでこんな」
言いかけた私の声を、花火の打ち上がる音が遮った。
途端に明く光る夜空。
高杉君は唇の端を持ち上げる。
「良い場所だろ。会場みてぇに人いねぇし、座って見れるし」
「うん。すごい。全然知らなかったよ。ここも、高杉君のお気に入りの場所なの?」
「まぁな。だから、連れて来たかった」
「…ありがと」
私は恥ずかしくなって、綿飴を口に含む。
花火が上がり、高杉君と私を照らし出し、消えて、暗くなる。その一瞬、高杉君がキスをした。舌が私の口中をひと巡りする。
次の花火が上がり、唇が離れた。
「…甘ぇな」
何も言えずに花火に照らされる私に、高杉君はまた、唇の端を持ち上げる。
「俺は甘いモン、けっこう好きだぜ」
花火は次々打ち上がる。

私は確信した。
藤の花の簪を付けていた女の人は、くれた恋人の事、死ぬまで好きだったはず。
ねぇ、そうでしょ?
花火の匂いを抱いた風が、簪の石を揺らし、微かな音をたてた。

第5部
【ビキニと下着の違いはまだ解決していない】

8月3日 金曜日 晴れ

私達は海に来ている。
メンバーは、私、神楽ちゃん、妙ちゃん、新八君、呼んだ覚えは無いけど近藤君、神楽ちゃんのお目付け役とかで神威さん、そして、神威さんが誘った高杉君。

神楽ちゃんと神威さんは、私と高杉君が付き合ってる事を知っているから、まだ良いんだけど、妙ちゃんと新八君や近藤君の前だと何だか緊張するな。
まぁ、近藤君は妙ちゃんしか見てないから良いか。
妙ちゃんには着替えている時にでも話そう。
私は皆の一番後ろを歩きながら、そんな事を考えた。

女性用更衣室はめちゃくちゃ混んでいて、けっこう時間がかかってしまった。
その代わり、妙ちゃんへの交際報告、神楽ちゃんへの進展報告はすっかり済んで、何だか気が楽になった。
「〇〇ちゃん、やっぱりその水着の方が似合うナ」
神楽ちゃんに言われて、私は自分の姿を見下ろした。
あの日、手にした白地に花柄のビキニを買う直前で、レジ横にあったビキニに一目惚れしていたのだ。
黒のホルタータイプのビキニは、胸元に同色のレースが縁取られていて、動くとレースが揺れる。
パンツ部分はシンプルだけど、バックプリントで小さく金色の蝶が一羽描かれている。
「本当。胸大きいから、そういうデザイン似合うわね」
と、オレンジ色のワンピーススタイルの水着姿を着た妙ちゃん。
なんか…眼が笑ってない気が。
「あ、ありがとう。2人もすごく可愛いよ」
「う、うん。アネゴも似合ってるアル」
私と神楽ちゃんはぎこちない笑みを浮かべて、3人一緒に更衣室を出た。
「あら新ちゃん」
妙ちゃんが声をかけた方を見ると、所在なさ気な新八君が、ホッとしたような顔をして立っていた。
「やっぱり混んでいたんだね。場所取れたから、呼びに来たんだ」
そう言った新八君の手には、ペットボトルが数本入ったビニール袋がぶら下がっている。
なんか、パシられてない?大丈夫?
ぎこちない笑みを続けていたら、神楽ちゃんが声を上げた。
「あ、私、日焼け止め塗ってから行くアル」
そういえば私も、腕や顔には塗って来たけど、お腹や太ももには塗ってない。
「私も、ここで塗って行く」
更衣室脇にはベンチが置かれたスペースがあり、同じように水着姿の女の子達が日焼け止めやサンオイルを塗ったり、メイクを直したりしている。
「そう?じゃあ、場所はあそこの、赤いパラソルの所だから」
新八君の指す方を見ると、近藤君が大きく手を振っているのが見えた。…分かりやすくてなにより。
妙ちゃんは塗って来たからと言って、新八君と先に浜辺に出て行った。私と神楽ちゃんは日焼け止めを塗りながら、新八君がパシリ化してる件について話した。
「やっぱり〇〇ちゃんも思ったアルか?」
「うん。大丈夫かなって」
「でも、ゴリは別として、ド不良2人と眼鏡じゃナ、仕方ないアル。本人達にその気は無くてもそうなるアル」
「だよね」
そう苦笑しあった時だった。
「ねーねー、君たち、2人で来てるの?」
見ると、遊んでいる大学生のお手本みたいな2人組が笑いかけた。
短めの金髪と、ちょっと長めの茶髪。
どっちもかなり日に焼けていて、海水パンツにアロハシャツを羽織っている。
「いえ、他の友達も来ているので」
「バカ兄貴もいるアル」
サッと顔をそむけて言ったけど、2人組はかまわず続ける。
「じゃあちょっとだけ、4人で遊ぼうよ。皆とは後から合流すりゃいいじゃん」
「アイス食わない?好きなのおごるよ」
しつこいな。
「…アイス」
神楽ちゃん、そこで揺れないで!
さっさと行こうと決め、まだ話し続ける2人組を無視して荷物をまとめた時、なんだか背後から冷気を感じた。いや、殺気?
神楽ちゃんも同じらしく、思わず目が合う。これは、たぶん…。
恐る恐る振り返ると、笑顔だけど禍々しいオーラが出ている神威さんと、同様のオーラをまとい、笑顔すら無い高杉君が立っていた。
「ウチの妹になんか用?」
「俺の彼女になんか用か?」
2人組の顔から、引き潮の3倍速くらいで血の気が引いていく。
「な、なんでもないッス」
「すいませんでしたぁっ」
叫びながら走り去る2人組を見て、神威さんが笑顔のまま言う。
「もうちょっとしつこくしてたら、殴っちゃったな」
いや、怖いから。やり過ぎでしょそれ。
「なに言うネ神威、アイス買ってくれるって言ったのに」
「お前3歳児なの!?お兄ちゃん恥ずかしいんだけど」
言い合いを始める2人を見ていたら、高杉君にパーカーを肩にかけられた。
「え?」
「俺のだけど、お前それ羽織ってろ」
「なんで?」
「…良いから。脱ぐんじゃねぇぞ」
渋々言うとおりにすると、そのまま腕をつかまれて、妙ちゃん達の所に連れて行かれる。
まだ神楽ちゃんとやり合っていた神威さんが、一瞬、こっちを見て笑った気がした。

むくれた顔で戻って来た神楽ちゃんと、妙ちゃんと新八君と私は、浅瀬でビーチボールを投げて遊んだ。
神威さんと高杉君は、パラソルの下で何か話している。
波で濡れるからと、パーカーを返そうとしたけど許されず、結局私はずっと高杉君のパーカーを羽織っている。
黒の半袖パーカーからは、微かにタバコと、香水の匂い。
「そういえば近藤君は?」
聞きながら妙ちゃんにボールを投げる。
「あんまりうるさいから、沈めたわ」
笑顔で胸元に投げ返される。力込め過ぎじゃない?痛いよ。そして沈めたって…。
妙ちゃんの視線の先を見たら、頭に五重塔みたいなたんこぶを作った近藤君が波間に漂っていた。
「って、えぇぇ!?近藤くーーん!」
新八君が慌てて走って行く。
「あれれ、眼鏡の子、抜けちゃったの?じゃあちょっと僕入れてよ」
ニコニコして近づいて来た神威さんを見て、神楽ちゃんは露骨に顔をしかめた。
「なんで神威来るネ」
「何だよその言い方ー。お兄ちゃんは〇〇ちゃんに用があるの」
え、私?
「妙ちゃん?だっけ、ちょっと神楽の相手してあげてて」
神威さんは私の手からボールを取ると、神楽ちゃんに向かって思い切り投げた。

「〇〇ちゃん、晋助どう?」
「ど、どうって…」
唐突な質問に顔が熱くなる。
「いやぁ、あいつさぁ、何考えてるか分かんないし、ちょっと、だいぶ変わってるし、厨二病、ってか電波入ってるし、愛想ないし」
言い過ぎじゃない?
「でもさぁ、〇〇ちゃんの事、めちゃくちゃ好きだと思うよ」
「…」
「今日もさ、晋助こういう、クラスメイトと学校以外で会うなんて絶対しないタイプじゃん?誘った時も面倒そうでさぁ…」
神威さんはそこでちょっと笑った。
「〇〇ちゃんの水着姿、晋助より先に俺達見ちゃって良いの?って聞いたら、行くってなってさ。さっきも、〇〇ちゃんと神楽がナンパされてるの見た時、引くくらいムカついててさ、面白そうだから俺も便乗したけど」
いや、神威さんも本気で怖かったですよ?
「そのパーカーだって、さっきみたいな奴等への牽制でしょ。それにさっき、どこまで進んだのとか聞いたらさ、割と抑えてるみたいでさ。〇〇ちゃんの事、大切にしたいんだって。傷つけないように」
神威さんはニッコリ笑った。
「そうだ、〇〇ちゃんあいつの誕生日知ってる?来週の金曜日」
「え?」
うわ…知らなかった。そういえば誕生日の話とかしてなかったよ。
しかも来週は従姉妹の家行くし、どうしようかなぁ。
というか、今かなり恥ずかしい。
頭の中がぐるぐるしている私を見て、神威さんは完全に面白がってる。
「神楽ー。話終わったから、お兄ちゃんにもボール投げっ!」
神楽ちゃんの投げたビーチボールは、神威さんの顔に勢いよく当たった。

私はちょっと疲れて、神威さんの話の後で恥ずかしさもあったけど、高杉君がいるパラソルに向かった。

「パーカー、濡れちゃったよ」
「構わねぇよ」
高杉君はそう言って、タオルを差し出す。
「ありがと」
受け取り、体を拭くからパーカーを脱いでいいか聞いてみる。
「俺が近くにいる時だけな」
頷く私の視界に、近藤君を介抱中の新八君が、口をポカンと開けたのが見えた。
「神威と何話してた?」
「え、別に…」
「あ?」
「えっと…あ、高杉君、来週誕生日なんだね。ごめん、私知らなくて。その日、親戚の家に行く予定で」
「あぁ…そんなん別に」
「なんか、リクエストとかあれば、再来週なら特に予定無いし」
新八君の視線を感じないふりをして、話を続ける私を見、高杉君は一瞬、何か迷うような顔をした。
「高杉君?」
「なら、18日は空いてるか?」
「土曜日だよね。うん。大丈夫だよ」
「ウチの親、夜まで居ねぇんだ…。だから、俺の部屋来れるか」
…えっと。それって。
「別に嫌なら…」
「嫌じゃ、ないよ…うん。いいよ」
タオルで拭くふりをして、顔を隠した。
絶対真っ赤なはずだもん。
高杉君が小さく笑う声が、タオル越しに聞こえた気がした。


第6部
【大人の階段登った女子って強気になりがちだよね】

8月18日 土曜日。曇りのち晴れ 

午後3時。
私は高杉君の部屋に居る。
物があんまり無くて、ポスターとかも無くて、シンプルを通り越して寂しいくらいだ。
グレーのカバーがかけられたベッドに腰掛けて、自分の足を見つめる。
濃いピンクのペディキュア。
高杉君の両親はそろって友人の結婚式に行っていて、今日は遅くまで帰らないらしい。
つまり…そういう事だ。
私は先週会った、3つ年上の従姉妹の言葉を思い出した。
「ただ痛いだけで、ちっとも気持ち良くなんて無いよ。お互い初めてだったせいかもしれないけど、なんか慌ただしかったし」
…やっぱりそうかなぁ。でも、高杉君って経験ありそうだし…。どうなんだろ。
一応咎めた私を無視して、窓際でタバコを吸っている横顔をチラッと見る。
風が入って来て、薄水色のワンピースの裾が揺れた。
高杉君はタバコを吸い終わり、窓を閉めた。
蝉の声が聞こえなくなり、急に静かになる。
私の横に座り、まだタバコの匂いが混じる息を吐いた。
そっと肩に手が置かれ、そのままベッドに転んだ。
「あの、高杉君、私…」
「分かってる。任せりゃいい。力抜けよ」
「…うん」
高杉君の指が、ゆっくり私のワンピースのファスナーを下げる。ゆっくり下着の線をなぞり、素肌をあらわにしていく。
合間に唇が合わさる。
不意に、高杉君の指が胸に触れた。熱い指。
「…んっ」
私の口から声が漏れる。
一瞬、止まった指は、でもまたゆっくり動き出す。
人の指は、こんなにも優しく動く事が出来るんだ。
自分の体が、縁日で食べた綿飴みたいに、儚く淡い物になった気がする。
お願い。そんなに、壊れそうに触らないで。
「…た、かすぎ君」
「ん?」
「そんなに、そっとじゃなくても、平気、だから」
「…お前な…今の言葉、後悔しても知らねぇぞ」
高杉君はそう言って、唇の端を持ち上げるだけの、私の好きな笑い方をする。
熱い指が、今度は少し速度をつけて、下着に触れた。
悩みに悩んで決めた、薄いピンクに白いレースで縁取られたショーツが、太ももから膝へとすべり落ちて、足首を抜ける。
高杉君の膝が、直接私の太ももにあたる。
「良いんだな?」
今さらそんな事、聞かないで。
頷いた私の顔を、高杉君の両手が挟んで、唇が触れ、そっと、舌が入り込む。歯列をなぞられる。唾液が吸われる。
「…ん、ふっ…ん」
唇が離れた瞬間に、私の息が響く。
高杉君の唇は、今度は私の胸にキスを落とす。そっと、でも性急に。
胸の頂を舌で転がされ、声が出た。
「やっ!あ、ぁんん…」
「…そんなに可愛い声出すんじゃねぇよ。加減出来なくなるだろ」
高杉君はそう言って、一旦体を離す。
Tシャツを脱ぎ、ベッドの下に放る。
ズボンと下着を脱ぐ様子に、目を閉じた。
数秒の間が空き、突然亀裂に熱が触れた。
高杉君の、男の子にしては少し細い指が、私の体に入って来る。
「あっ…ん、やっ、あ…」
生まれて初めての感覚に、つい声が大きくなる。
「…加減出来なくなるって言ってんだろ」
「な、だって…」
高杉君の指はどんどん私の体を進む。
短く切られた爪が、自分でも触った事ないような場所を擦り、私の体が跳ねる。
「あ、やぁ…あっ…んっ」
手で口を押さえても、声が止められない。
「お前な…だから、煽るなって」
「あ、煽ってなんか、ない」
高杉君は小さく舌打ちをして、指を抜いた。
自分でも、トロリとしたものが股を濡らしているのが分かる。
「やっぱ狭ぇけど…大丈夫そうだな」
小さな袋を開ける音が耳に届く。
「〇〇」
急に名前を呼ばれて、私は目を開けた。
「痛えと思うが。ちょっと我慢しろ。出来るだけ優しくしてやるから」
「…うん。平気。それより名前、もう一度呼んで」
「なんだよいきなり」
「だって…高杉君いつも、お前としか呼ばないから」
高杉君は一瞬目を丸くした。
「そりゃ…悪かったな」
そう言うと、私にゆっくり覆いかぶさり、左頬のすぐ横で名前を呼んだ。
「…〇〇」
息が耳にかかり、肩がビクッとなる。
高杉君はそんな私の様子に目を細めて、今度は亀裂に唇を付けるようにしながら名前を呼ぶ。
「…〇〇」
熱い息が直接当たり、体が跳ねるのも声が出るのも止められない。
「あぁ…ん、も、やぁ…あ」
高杉君がため息を吐き、熱く、硬いものが太ももに触った。
「深呼吸して、力、抜け」
言われたとおりにする。
少しして、指より熱くて質量のあるものが、亀裂をこじ開けるように入って来た。
「ん〜〜〜!」
叫びそうになり、口を押さえたら、高杉君に手を取られた。さっきまで私の体にいた指が、私の指と絡まる。
思わず強く握ると、もっと強く握り返された。
高杉君が体を揺らし、その度に体の中で硬い熱も動く。
従姉妹の嘘つき。
確かに痛いけど、それだけじゃない。
くすぐったみたいな、柔らかくて甘い感覚が確かにある。
高杉君が私の頬を唇で拭いてくれていて、
私は自分が泣いているのに気付いた。
違うの。そんな心配そうな顔をしないで。
悲しいからでも、痛みからでもないの。
ねぇ、なんて言ったらわかるかな。
この気持ちを伝えたいよ。大好きな…。
「…晋助」
私がつぶやいたのと同時に高杉君の動きが止まり、少し遅れてから耳元で、深いため息が聞こえた。

傾き始めた夕陽は空を茜に染め、雲の隙間に見える青色はグレーに変わっていく。
私の家へ向かう途中で買ったカルピスソーダは、少し掠れた喉に心地良い。
「おま…〇〇それ好きだよな」
「うん。夏になると飲みたくなる」
高杉君はゆっくり歩く。私もやっぱりゆっくり歩く。夏休み前と違うのは、並んで歩くようになったところだ。
「送ってくれなくても大丈夫だったのに。まだ明るいもん」
私が言うと、高杉君は顔をしかめて、痴漢注意の看板をあごで差す。
あぁ、やっぱりそうだったんだ。
「高杉君てさ、なんか過保護だよね」
「あ?何だよそれ」
「いや、だって…」
クスクス笑う私に、高杉君はしかめっ面のままだ。
「さっき、俺の下の名前呼んだよな」
「そうだっけ?」
「おい。俺は〇〇の事、名前で呼ぶようにしたんだがな」
「う〜ん。そうね…」
私はわざとゆっくり相槌を打ちながら、坂道を登る。もう、家が見える。
坂道には、今、私達しかいない。
「ここで良いよ」
「…あぁ」
カルピスソーダを一口飲み、深呼吸。
不満気な高杉君に向かってつま先立ち。
右頬に素早く唇を当て、そのまま耳元で囁く。ずっと、言いたかった事。
「晋助、大好き」
パッと体を離し、残りの坂道を駆け上がりながら振り返る。
「じゃあね。送ってくれてありがと」
高杉君の顔は逆光で見えないけど、わずかに耳が赤い気がする。
私は心の中でガッツポーズを取る。
いっつも高杉君ばかり余裕な気がして、悔しかったんだもん。
私は満足して、夏の夕暮れの匂いを吸い込んだ。

「なかなか手強ぇな…」
数分後、耳を真っ赤にした碧眼の男子高校生が坂道を下りながらつぶやいた一言は、誰にも聞かれずに、夕陽と共に消えていった。

第7部
【相手が話してるのに電話切るのはダメ、絶対】

8月20日 月曜日 雨のち曇り

今日は朝からツイてなかった。
まずは夢見が最悪で、私は真っ赤なライオンみたいな生き物に追いかけられて壁際に追い詰められたところで目を覚まし、勢いあまってベッド脇の机に頭をぶつけた。
その衝撃で机の上の花瓶が倒れ、水とカモミールの花がこぼれた。
こぼれた水は読みかけだった本にかかり、ページに皺がよってしまった。
「もう最悪…」
私はふてくされて片付けをした。
けど、本当に最悪だったのは夜だった。

今日は早朝から両親が泊りがけで出掛けていて、弟と2人で留守番。
天気予報通り、昼はずっと雨だったので、宿題したり家の掃除をして過ごした。
お昼は弟にリクエストされた、トロトロタイプのオムライスを作り、大盛りを頬張りながら高杉君との進展具合を聞いてくるのを適当にあしらう。
18時過ぎに雨があがったので、散歩ついでに駅まで歩き、ラーメンを食べて帰った。
その帰り道、私は17年間の人生で、たぶん最悪の目にあった。
弟はコンビニに寄ると言ったが、私は携帯の充電が切れそうだったので、先に家に向かった。痴漢の件が一瞬頭を過ったのが、いわゆる第六感的なものなのだろうか。
坂道の途中、家と家の間の、細い路地の前を通りかかった時だった。
突然、腕を掴まれた。
そのまま路地に引っ張られる。
荒い息が首筋にかかり、鳥肌が立つ。
痴漢だ。
次の瞬間、住宅街に響いたのは、野太い男の悲鳴だった。
私の渾身の回し蹴りは、みぞおち辺りに当たったらしい。うずくまる痴漢男に、かかと落としを追加しようとした時、弟が走って来るのが見えた。
「どうしました⁉って、姉ちゃん!」
「こいつ、痴漢よ!」
私が叫ぶと同時に、痴漢男が起き上がり、逃げようとした。
すかさず弟が立ちはだかる。
住宅街には、背負投げされた痴漢男の悲鳴が再度響いた。

事情聴取の為、連れて来られた警察署で、私は電池残量21%になった携帯電話を見つめていた。
まったく、本当に最悪な日だ。
隣で弟は担任の坂本先生に電話をしている。
本来は両親に来てほしいと言われたが、どんなに急いでも半日かかる場所にいると言ったところ、代わりに学校の先生を呼ぶよう言われたのだ。
「大丈夫?怖かったでしょう」
婦警さんが私に話しかける。
金髪ロングヘアで、ピンクのスーツを着て、見た目派手だけど、優しい感じの人だ。
「大丈夫です。対した怪我もしてないし」
痴漢男は骨折したみたいですが。
「まぁ、頼もしい姉弟ね。先生来てくれたら、帰って良いからね」
「はい」
そして20分後、警察署に来たのは銀八先生だった。
「銀八先生、坂本先生は?」
私の問いに、銀八先生は苦笑した。
「いやぁ、それがなぁ、坂本先生弟君から電話もらった時、メシ食ってたらしいんだけど、レジの後ろに船の写真が飾ってあるの見たら、気分悪くなっちゃたんだって。で、銀八先生に代わり行けって連絡来たの」
…なるほど。
「じゃ、先生送るから、帰るぞ」
「はい、あ、その前に私トイレ行って来ていいですか」
そう言って、私は銀八先生と弟を廊下で待たせ、トイレに入った。
高杉君の声が聞きたかった。
電池残量は19%だけど、少し話すくらいなら間に合うよね。
何て言おう。何て言われるだろう。
ちょっとドキドキするな。
『ツー、ツー、ツー…』
話し中…。
まぁ、そういう事もあるよね。
私はため息を吐いて、携帯電話をバッグに戻した。
トイレから出ると、弟と銀八先生は同時に私を見た。
「じゃ、姉ちゃん、俺先に帰るから」
「は?ちょっと、待ってよ。私もかえ」
「あー〇〇、お前は残りなさい。そのうち高杉来るから」
…はい?
「じゃー銀八先生、姉ちゃんの事、お願いします。あ、高杉さんにもよろしくお伝えください。姉ちゃんじゃーね」
頭にクエスチョンマークを浮かべて立ち尽くす私に、銀八先生はしみじみした口調で言った。
「いやぁ、良い弟だねぇ」
「えと、あの、先生、どういう…」
「さっき〇〇がトイレ行ってる間に、弟君に言われたのよ。『高杉晋助さん呼んで下さい。こういう時に姉ちゃんが側にいてほしいと思うのは、きっとあの人だから』ってさ。だから先生、さっき高杉に電話しました」
あぁ、だから話し中だったんだ…。
っていうか、なにそのやりとり。
「高杉ね、〇〇が痴漢に襲われて、今一緒に** 警察にいるん…くらいで電話切っちまったよ。すっげー勢いで来るんじゃねぇの」
「…」
「高校生は〇〇達自身が思ってるより子供だけど、先生達が思ってるより大人だろうし、あんまり固い事言うのは好きじゃないから、一言だけ。ちゃんと聞きなさい」
「…はい」
「〇〇は女の子なんだし、自分の事は大切にしなさい。で、大切にしてもらいなさい。高杉は不良だけど、悪い子じゃないから」
銀八先生はそう言って、私の頭をポンっと軽く叩いた。
「けど先生、PTAに怒られたくないから、高校生らしい清いお付き合いにしなさいね」
「……」
「ちょっとぉ、何その沈黙。もしかして、お前もう、あれか、百恵ちゃん的な、ひと夏の経験をしちゃたわけ!?大人の階段登っちゃったわけ!?それ先生ちょっとショックなんだけ…」
バンッ!
銀八先生の叫び声は、ガラス戸が勢い良く開く音に遮られた。
「高杉ー、ドアの開け閉めは静かにしなさい。警察の方々が驚いちゃうだろ。あと、お前、チャリで来た?ちゃんと駐輪場に止めただろうな。ここ警察署だからね」
小言を言う銀八先生を完全にスルーして、高杉君は足早に私の前に来た。
「〇、〇〇、大丈夫か?」
「高杉君、走ってきたの?息切れてるよ」
「あ?あぁ、タクシー、捕まえたけど、渋滞してたから、途中で降りて、走った」
「大丈夫だよ。私は」
「…そうか」
そう言って、私の頭を優しく撫でる。
「高杉く…」
「あの、君達、先生いるの、知ってる?」
あ…。
「ちょっ、その顔、今絶対先生の存在忘れてただろ!それと高杉、君達まだ高校生なんだから、もっと高校生らしいお付き合いっていうのをだな…」
銀八先生の言葉は、今度はあの美人婦警さんに遮られた。
「先生、静かにしてください」
「あ、すいません」
婦警さんは銀八先生を一瞥すると、私に向かって微笑んだ。
「大変だったわね。あら、彼氏も来てくれたのね。ちゃんと送ってもらって、今日はゆっくり休みなさい」


3人で警察署を出る。
私に手を振る婦警さんに、満面の笑みで両手を振り返す銀八先生をチベットスナギツネの眼で見てたら、高杉君に手を握られた。
少し汗ばんで、いつもよりもっと熱い手。
「家まで送る」
「あ、うん」
「あ、高杉ー。婦警さんも言ったように、〇〇の事ちゃんと家まで送りなさいよ。間違っても送り狼になるんじゃないぞ。いいな」
「…うるせぇな」
「先生に向かってうるせぇとか言わない。先生、今ちょっと傷いちゃったぞ」
先生の小言は、今度は夜の空気に消えていった。

高杉君は無言で、少し早足で歩く。
私はその顔を左側だけ見ながら、なんとか歩幅をあわせて歩く。
全然表情わかんない。
それに、実は右足の小指が少し痛い。
痴漢を蹴り上げた時、サンダルが脱げて、ブロック塀に擦っていた。
あの婦警さんに絆創膏を貼ってもらったけれど、早足で歩くとサンダルの紐に強く当たるからだ。
「ねぇ、高杉君、ちょっと早い」
思わず声に出したけど、答えないし、速度も変わらない。
「ねぇって、私、右足怪我して…わぶっ!」
今度は急に止まったので、私は高杉君の左腕に鼻をぶつけた。
「…急に止まらないで…」
「怪我ってどんなだ?何された?」
高杉君があんまり真剣な顔をするので、私はなんだか急に後ろめたい気持ちになり、ボソボソ答えた。
「や、いや、別にそんな対したアレじゃないんだけど…右足の小指に擦り傷みたいな。サンダルに当たると、ちょっと痛いかな、ってくらいで…」
…えっと、なんかごめんなさい。
思わず下を向く。
頭上からため息が落ちてくる。
高杉君はまた黙って、今度はゆっくり、歩き出した。
私もまた黙って、ついて歩いた。

高杉君が止まったのは、花火を見た神社の前まで来た時だった。
「少し時間あるか?」
「え?あ、うん。今家弟しかいないし」
私が答えると、高杉君の顔は、やっと少しだけ緩んだ気がした。
花火の日と同じベンチに座る。
すぐ横の自動販売機で、高杉君は水を買うと、ほとんど一気に飲み干して、ゴミ箱に投げ入れた。
その様子をぼんやり見ていたら、バッグの中で携帯が震えた。
弟からLINEだ。
「朝帰りしても父ちゃん達には内緒にしてやる。口止め料はバトルロイヤルホストのステーキランチで!」
ウインクする顔マークのスタンプ。
…いつからこんな子に。姉としてどうすれば良いのか見えないよ。
そういえば、掃除当番の初日に買ってもらった水。残りは冷蔵庫に入れておいたら弟に飲まれたんだよな。絶対言えないけど。
「どうした?」
ぼおっとしてたら、高杉君が覗き込んだ。
細長い指が、私の頬を撫でる。
「何か飲むか?」
首を降って、携帯をバッグに戻す。
高杉君が隣に座ったかと思うと、突然抱きしめられた。
「ちょ、高杉君、どうし…」
「焦った」
「え?」
「銀八から電話が来て、〇〇が襲われたって聞いて、頭真っ白になっちまった」
「あ…うん」
「怪我したのか、どんな状態なのか聞く前に電話切っちまったから、さっき、顔見るまで、すげぇ…」
怖かった。そう聞こえたのは気のせいかな。
でも高杉君の背中は確かに少し震えていて、今は顔を見ちゃいけないと思った。
「あんま…心配…かけんじゃねぇよ」
「うん、ごめん」
高杉君の右手は私の後頭部、左手は背中をぎゅっと抱いていて、ちっとも身動き取れないし、息苦しい。でも、なんだかすごく落ち着く。タバコと香水と、ちょっと汗の匂いを、鼻から思い切り吸い込んで、高杉君みたいに大きくため息を吐いた。
その途端、私はきつく抱きしめられていた腕から開放された。
高杉君は右耳を押さえている。
…ん?
「高杉君、どうかした?」
「なんでもねぇ。帰るぞ」
…もしかして。
ベンチから立ち上がったタイミングで、高杉君の肩を抑え、今度は左耳に息を吹きかけてみる。
「おまっ!やめろ」
僅かに顔が赤い。
…やっぱり。耳…。
高杉君は、ニヤニヤする私の顔を両手で挟んだ。
「こら、あんまり生意気な事すんじゃねぇ」
私の返事は、高杉君の唇が遮った。

家に続く坂道。
あの悪夢のブロック塀の前で、さすがに自分の顔が強ばるのが分かった。
でも同時に、繋いだ手に力がこめられたのも分かり、高杉君の顔を見上げた。
小さく頷かれて、私はちょっと微笑んだ。
こんなに簡単に、安心出来るんだ。
「高杉く…あの、晋…」
「姉ちゃん、おかえり!」
私の言葉を遮ったのは、今度は弟だった。
なんで玄関の外にいるのよ。
「高杉さん、いつも姉ちゃんがお世話になってます」
「あぁ…」
その後、弟は私が痴漢を蹴飛ばした事、小学校と中学校の9年間、空手全国大会で常に3位以内だった事をしっかり高杉君に話した。
そのうえ家に上がれと誘う弟を止め、家の中に押し込んでから、ぐったりした顔で高杉君と向き合った。
「なんか、騒がしい弟で、ごめんね」
「別に…それより〇〇、お前けっこうたくましいんだな」
…えぇ、すいません、か弱く悲鳴上げるタイプじゃないんです。
「さすが、俺を惚れさせただけの事はあるってもんだなぁ」
高杉君はそう言って、私の羽織っているパーカーを少しずらし、鎖骨の下あたりに唇を付け、強く吸った。
「ちょ、やっ」
赤く付いた痕を満足そうに見て、唇の端を持ち上げる。
「さっきの仕返しだ」
「〜晋助のバカ」
高杉君の笑い声は、私だけが聞いていた。

第8部
【流れ星に願い事3回唱える時って焦るよね】

8月25日 土曜日 晴れ

夏休みもそろそろ終わる8月末。
連絡網が回って来た。
学校の屋上で、流星群の観察をしようというのだ。
銀八先生が理事長に頼んでくれて、学校の屋上にZ組で集合する許可が出たらしい。
「銀八先生にしては、なんかロマンチックな思い付きアルナ」
学校に向かう途中、神楽ちゃんが可笑しそうに言った。
「本当だね。雨降らないといいなぁ」
私も笑って、暮れ始めた空を見上げた。
一番星が光る夏の夕空は、薄紫と柔らかなピンク色が混じり、とても綺麗で、私と神楽ちゃんは空を見ながらゆっくり歩いた。

屋上には見事にクラスメイト全員が集まっていた。
夏休み明け前に会えた事がなんだか嬉しくて、きゃあきゃあ騒がしい。
ふと見渡すと、高杉君は1人喧騒から離れ、フェンスに寄りかかっている。
まさか彼がこういうのに来るとは思わなかったと、数人がヒソヒソ話しながら遠巻きに見ている。
まぁ、そうなるよね。
私も昨日の夜、LINEで本人から参加を聞いた時にちょっとびっくりしたもん。
高杉君は皆の視線も声も全部無視して、ただ遠くを見ていた。

完全に日が落ちた。
月は新月。街の灯りは多少あるけれど、かなり暗い。
予報では、そろそろ始まる頃だ。
「あ!今見えたアル!」
神楽ちゃんが叫び、皆慌てて空を見上げる。
すかさず沖田君が言う。
「おいチャイナ、お前その牛乳瓶メガネで本当に見えんのかよ」
「見えたアル。いちいちうるさいネ」
「こらそこ、喧嘩しない」
銀八先生は双眼鏡を覗きながら、気だるそうに咎める。
「先生、今僕も見えました!」
近藤君が空を指差し、また皆で空を見上げる。
1つ、また1つ、星が流れていく。
口々に歓声があがる。
銀八先生が今度は少し、声を張る。
「はい、騒がない。皆ちゃんとお願い事しなさい。3回、心の中で繰り返すんだぞ。もし、特にお願い無い人は、先生が買ったサマージャンボ宝くじが当たるように、お願いしてもいいからね」
…何言ってるんだか。
私は流れる星を見つめて、昨日の夜決めたお願い事を、また少し考えた。
これから、受験とか進路とかいろいろあって、卒業もして、皆離れていく。
私は家から通える大学に推薦入学の予定だけど、高杉君が卒業後にどうするのかとか、まだ聞いてない。
だから、もし距離が離れても、別れないでいたい。そうお願いしようと決めてきた。
けどさっき、1人でいる高杉君を見たら、そんな事を考えているのは私だけで、高杉君は何とも思ってない気がしてしまい、自分のお願い事が子どもっぽく思えてきた。
どうしよう…。でも、私のお願いは私のものだし、良いよね。
流れる星を見上げ、なんとなく、軽く目を閉じる。
(高杉君とずっと一緒にいられますように)
(高杉君とずっ…)
不意に、唇に熱く、柔らかな物が触れ、私は思わず目を開けた。
「な、え、た、高杉く…」
慌てる私に、高杉君は人差し指を立て、静かにするように示した。
「見られちゃうよ」
小声で咎めた私に、高杉君は顎で皆を示す。
「誰も見ちゃいねぇよ」
確かに皆、空しか見てないけど。
「…お願い事、途中だったのに」
「あ?何だったんだよ」
「それは、別に、そんな…高杉君は、何か無いの?その、お願い事」
ボソボソ口の中でつぶやくと、高杉君はうつむく私をのぞき込む。
「俺の願いは割と叶ってるし」
「え?」
「欲しいと思ったモンは、ちゃんと手にしたしな」
そうニヤッと笑い、私の頬を撫でる。
「で?〇〇の願いは何だよ」
「…それは、その…」
「星になんて願うんじゃねぇ」
高杉君はそう言い、左手の小指を私の右手の小指に絡ませた。
「〇〇の願いなら、俺が叶えてやるし、守ってやる」

星がまたひとつ、流れる。
お願い事は、やっぱりある。
この気持ち、今17歳の私が17歳の高杉君を好きな気持ちがずっと残りますように。
大人になって、いろんな事が変わっても、心の隅っこで良いから、この気持ちがこのままあり続けますように。
それだけを、私は何度も繰り返した。

7

3349. ぐでたまた子 2018/07/29(日) 21:45
⑥ 3Z  卒業後
【プロポーズは夜景の見える高級レストランとは限らない】

「わぁ、綺麗」
見え始めた桜に、石段の途中で早くも歓声をあげた私を見て、高杉君は唇の端を持ち上げる。
「気の早い奴だな。まだ少ししか見えてねーじゃねぇか。上行くともっと咲いてるぜ」
「うん」
私は頷いて足を進める。

私達は高校卒業後も付き合いを続けていて、今年の夏で丸4年。
今は私は実家、高杉君は電車で20分くらいの所に住んでいて、週末は私がそこに通うようになっている。
今日は珍しく高杉君がこっちに帰り、あの夏、初デートで花火を見た神社に夜桜を見に来たのだ。
風に乗って、薄紅の花びらが舞う。
「着いたぜ」
高杉君に言われて、顔を上げた私は小さく息を呑んだ。
花火を見た場所からもう少し石段を上がった先は、四方を桜に囲まれていた。
月明かりに照らされた満開の桜は、怖いくらいに綺麗。
「すごい…お花見っていつも公園行ってたじゃん。もったいなかったよ」
そうつぶやくと、高杉君は
「これから毎年来りゃ良いだろ」
と言って、タバコに火を点けた。
紫煙が、舞い散る花びらに絡み付く。
私達は、しばらく黙って桜を見ていた。

「〇〇、ちょっとあそこ座ろうぜ」
高杉君が石段の下、ちょうど花火を見たベンチを指した。
花びらは石段にも白く積もり、絨毯みたいだ。
「すべるから気を付けろよ」
そう言って差し出される手を、いつものように掴むと、ちょっと強く握り返された。

ベンチにもクッションの様に積もった花びらを、高杉君が払ってくれた所に座る。
高杉君は何故か隣に座ろうとはせず、私の正面に立った。
「どうしたの?」
「渡してぇモンがある」
ジャケットのポケットから取り出された箱は、私の両手に乗るくらいの大きさだ。
「開けろよ」
「うん」
膝の上に箱を乗せ、赤いリボンを取り、蓋を取る。中には薔薇のブリザーブドフラワーが敷き詰められ、金色の小さく細長いケース…。これって…。ケースを開く。
目に入ったのは、ケースの内側に刻印された「will you marry me?」の文字と、中央にダイヤモンドが付いた、ローズクォーツの印鑑。彫られている名前は…高杉。
「…一生モンだ。返品は出来ねーからな」
「…」
「…俺は〇〇の事、一生大事にしてやる。だから、それ…」
「する。死ぬまで大事に…ううん、死んでも大事にする」
鼻の奥がツンとする。涙が落ちそうで、私は慌てて箱の蓋を締めた。
風が強く吹いて、花吹雪が舞う。
高杉君は私の髪に付いた花びらをそっと取ったかと思うと少しかがんで、細い、小指くらいの、枝ごと落ちた一輪の桜を差し出した。
「…〇〇、ありがとな」
月明かりに照らされた私達の影は、そっとひとつになった。

【これっていわゆるマリッジブルー?】

ちょうど1年くらい前から彼と住んでいる部屋に着いた時、私はなんだかすっかりションボリしていた。
リビングのマガジンラックにまとめてある、結婚式場や引出物のパンフレットを取り出し、パラパラめくる。
パサっと音をたて、1枚の写真が落ちたので拾い上げた。卒業式の時に、3Z全員で撮ったものだ。
生い立ちムービー様の写真が紛れていたのだろう。
シャッターが押される寸前まで殴りあっていた沖田君と神楽ちゃんは、だから少しブレている。近藤君の顔が腫れているのは、妙ちゃんか、もしくは九ちゃんに殴られたのかな。そして、私の隣には山崎君が気を付けの姿勢で立っている。
山崎君…あんまり変わってなかったな。
顔に出やすいのも、嘘が苦手なところも。
気づいていたよ。隣の席から伝わる熱に。
でもそんなの、自分から言えないじゃん。
「私の事好きでしょ?」なんてさ。
写真の山崎君をそっと撫でる。
ごめんなさい。きっと、傷付けてたね。
なんだかションボリしたのはこれかな。
学生時代なんて…思い出話にするのが1番か。
山崎君の斜め後ろに、高杉君が写っている。
普段は撮影なんてサボってたから、だいたい集合写真の上に1人丸く写っていたけど、この時は確か、私が引っ張って参加させたんだっけ。ゆっくり高杉君の顔を撫でる。
気がついたら、私は携帯電話を耳にあてていた。3コールで声が聞こえた。
「〇〇、どうした?」
相手が分かりきっている電話でも、ちゃんと名前を呼んでくれるのは、あの頃と同じだ。
「急にごめん。今、平気?」
「あぁ、構わねぇよ」
「なんか、すごく、高杉君の声聞きたくなっちゃって。気付いたら架けてたの」
「なんだよ、なんかあったのか」
「ううん。違うの。あのね、今日、神楽ちゃんとスピーチの打ち合わせをしてね」
「あぁ」
「うん。それで、なんかちょっと、懐かしくなってね、いろいろ、思い出して」
「あぁ」
「掃除当番の事とか」
「そりゃあ、確かに懐かしいな」
「うん。ねぇ、私と当番になった時って、高杉君どう思ったの?」
「あ?なんだよ急に。今さらそんな事」
「…なんか気になっちゃって」
「俺はラッキーだと思ったぜ」
「…」
「なんだよ」
「あれさ、席順で良いってのを、近藤君がクジにしようって言ったんだよね。だから、近藤君があの時のキューピットだったのかも」
「そりゃ、なんか癪だな」
「プッ…なんでよ」
「なんでもだ」
「…席順だったらさ、私と当番なの、山崎君だったんだよね」
「あ?山崎ぃ?なんであいつの名前が出るんだよ。まぁ確かに隣の席だったけどな」
「うん…。あのね、さっきね、山崎君に会ったんだ」
「マジかよ。どこでだ?」
「**駅の前の所で。久々に寄ったら、会社帰りだったみたいでね。クジで当たったアイスもらったよ」
「あぁ?なんだよそれ。何か話したのか」
「うん。ちょっと。なんかね、学生時代なんて思い出の中にあるのが1番だって、言ってた。だから、そうだねって」
「なんだよその話。あのヤロウ、わけわかんねぇな」
「…高杉君って、山崎君の事嫌いだよね」
「あぁ。気に入らねぇ。だってあいつ〇〇の事…まぁ今さら良いか。それよりお前、いいかげん、もうやめろよ」
「え?」
「電話とかラインとかも。結婚すんのに、おかしいだろ」
「あ、うん…なんか、癖で」
「…たっく、2週間後には、お前も高杉〇〇なんだからな」
「…はい」
「もうすぐ帰る。今日メシなに?」
「カレー作ってある」
「ん。あと1時間もしねぇで家着くから。思い出話付き合ってやらぁ。だから、あんまりひとりでいろいろ考えんな」
「…うん」
「その後は呼び方の練習な」
「…はい」
電話を切ってから、私は卒業写真を机の上に置き、クラスメイトの顔をひと通り、ゆっくりと撫でた。

7

3350. secret name 2018/08/05(日) 00:01
また子さん、読み終えました( ´∀`)良きかな良きかな。うん、やはりまとまってると読みやすいですね〜 ありがとうございます( ˘ω˘ )ぽわぽわ…
【妄想歓迎】抱かれたい2次元キャラー乙女達の憩いの場ー【下ネタ注意】PART8に関連した画像-u-3350-0

3

3351. secret name 2018/08/05(日) 00:12
今見ると画像が混ざってますね!w
1

3

3352. 大夫 2018/08/05(日) 20:26
>>3351
申し訳ございません!

それ、うちの画像ですねε- (´ー`*)
道理で見覚えのある画像だと思いました…(汗)

ご迷惑おかけ致しました…m(._.)m

お詫びに巨大キャンディを…🍬
【妄想歓迎】抱かれたい2次元キャラー乙女達の憩いの場ー【下ネタ注意】PART8に関連した画像-u-3352-0
1

3

3353. 大夫 2018/08/05(日) 20:49
女将だよ。

かなり遅くなっちまったが、引越の報せと感謝の挨拶に参ったよ。

Part7に引き続き、Part8でも沢山のご贔屓とご鞭撻をどうもだよ。
剣屋が繁盛を続けているのも、ここに居る姐様達のおかげさ。

念の為、花魁が居る部屋を書いておくよ↓
>>52
>>425
>>525
>>1295
>>2472
>>2910
>>3166

ここでは鴨太郎が一番人気あんだね。
良かったね、鴨太郎。

て事は…総投票数だと、
小太郎,辰馬,十四郎,鴨太郎が並んで首位かい。

そんじゃ、Part9でも宜しく頼むよ(^人^)

3

3354. secret name 2018/08/06(月) 00:55
>>3352
えへ 大夫様巨大キャンディありがとう♡
おやすみなさい( ´∀`)

3

3355. ベジータ 2018/08/18(土) 00:14
もう誰もいないようだな…
ちっ十四郎のやつ、オレは実は銀魂数回しか見たことない…119話もまだ見てもないのにあいつのせいでオレはハメック星行きだ!

オレにコメントくれていた匿名のいかす女、返信不要と書いてあったが大好きだと?…
ふん!もの好きなやつめ…ブルマにもそ…そんなこと…言われたことなかったぜ…

ブルマ、違う世界?オレとカカロットだ!ブルマは自分の心配をしろ。
PART9はまだ見にいけていないのだが…元気か?ブルマ…ひとりにしてすまない…
たぶん…ブルマの超タイトはオレの超ハードが恋しいだろ?毎日だったからな…
ブルマ…オレの…
ちっ…いいそうになったぜ

ちんぐ景吾、今見てるぞ。もう遅いか…おまえこそここを見るかどうかもわからんが…イギーのTシャツ買ったのか!まさかそのTシャツを部屋着にするつもりじゃないだろうな?
くそ…ジョジョグッズ欲しいがポリシーは曲げられん。オレは買わんぞ…!

チン時、そういやオレにブルマを奪われたとか前にいってやがったな…身に覚えはまったくないがキサマはおこりん坊だからな
いちおう謝っといてやる…
チン時、ブルマを奪ったのにオレはかってなやつだ…すまん…
オレのかわりにブルマを…オレの妻をよろしく頼む…
と、このオレさまがいうとでも思うか?ブルマはオレの女だ
きさまもマロンのようなかわゆ〜い女をみつけるんだな。だがその前にむいておけよ!ニヤ

赤毛のつんつん頭、ガツガツ絡まれてこのオレが引くだと?
くそったれ…ゲスかしらんがかわいい事いいやがるヤローだぜ

他にもいろいろいいたいところだが…ガラにもなくひとりでベラベラとしゃべり過ぎた…
だが誰もいないのはかえって好都合だな

ブルマ、誕生日…おめでとう
食べきれないほどのいちごだ
【妄想歓迎】抱かれたい2次元キャラー乙女達の憩いの場ー【下ネタ注意】PART8に関連した画像-i-3355-0
ハメック星より気と汗をこめてV&K
ぐうぜん今日はちょっと地球に用があってな…そのついでだ。

それと…オレにコメントくれたやつらにまだ礼をいってなかった…
ほんとはもっと早くくるべきだったが予想外に手こずってな…今ごろになってしまった…すまない。

オレはこれからまた遠いハメック星まで
…いったいハメック星はどこなんだ?
ち…瞬間移動がオレにも…くそったれ…カカロット!ヤードラットに寄るぞ…!!

元気でヤれよ!キサマたち
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3356. 土方 2018/08/18(土) 00:22
>>3355
ベジータ、ハメック星に行く途中で迷子か?
最近、ドラゴンボールくじの営業で忙しそうだが、元気でやってんのか?
わざわざ返信に来るなんざ律儀な野郎だぜ。
またいつでも顔出しに来てくれよ。ベジータと話してぇことはたくさんあるが、こうして会えてとにかく、嬉しいぜ。
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3357. 全裸銀時 2018/08/18(土) 04:26
>>3355
うおおお!ベジータァァァ!!!
元気かよ?
土方くんと同じく俺も会えて嬉しいぜ!
チン時って呼ばれるのも久しぶりだぜ!!
ブルマさん以上の女はなかなかいねぇな笑
迷子なのか?
相変わらずかわいいな、ベジータは。

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3358. ベジータ 2018/08/18(土) 07:32
よう十四郎にチン時、地球にもどっていきなりみたくもねえツラだな
オレは元気もクソもないぜ…ハメック星は思ってた以上に最悪だな。久しぶりの地球できょうはやっと少し休めそうだ
しかしPART9のコメント数…みなかったことにするぜ笑
>>3356
オレに話したいことがたくさんあるのか、オレもだ。これ以上いうとゲイみたいだな
スクラッチ削れよオレはたぶん来月登場だ知らんけど
>>3357
オレはべつにうれしくないけどな!
ガキじゃないんだ迷子になるかあ!
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3359. 全裸銀時 2018/08/18(土) 10:27
>>3358
ベジータくん、久しぶりで興奮して
呼び捨てにしてたぜ、ごめん!笑
今日は地球で休めそうなら
PART9に遊びに来てくれよ、みんな喜ぶぜ
来月のスクラッチ俺も買うからな

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3360. 土方 2018/08/18(土) 11:00
>>3358
ベジータが言うくれぇだからハメック星はなかなかてぇ変なところみてぇだな!今日は休めそうなら良かった。俺なんかに言われるまでもねぇと思うが休息は大事だからな。
PART9を全部ROMるつもりだったのか?笑 あれでは地球のことは何一つわからんぞ笑
万事屋の言うようにふらっと顔出してくれたらみんな喜ぶと思うぜ。
くじの類には懲りたが(273話)ベジータの声が毎日響いてくるんで買っちまいそうだぜ。
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3361. ベジータ 2018/08/18(土) 19:12
>>3359
チン時、ベジータくんってオレを呼ぶのはチン時くんだけだ!いいたくはないが気にいってる。なっチン○くん
>>3360
ハメック星か?てぇへんだぞ…まいっちまうぐれえによ…
きさまカカロット好きなのか?まさかな笑

全部ROMはいくらオレでも無理だ
オレの目ではせいぜい2、3ページだが笑
また顔だしに行くぞ
273話で痛いめにあったのか?
オレの声ってCMか?チン時も十四郎もオレの声を聞いてスクラッチけずって…もういっぱつ痛いめにあうだろうぜ!
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3362. 跡部 2018/08/18(土) 22:52
ベジータさん!来てくれてありがとうございます!ここまで読んだとトークにピンを付けていたので気づきました
「ちんぐ」が何かすぐにわからなかったのが悔しい…!悔しいから言ってもいいですか?
イギーTシャツ着てますよ!保存用にもう1枚買いました!(笑)
俺もグッズは買うことないんですがイギーがかわいくて我慢できなかったです
また会えるのを楽しみにしています!
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3363. secret name 2018/08/18(土) 23:28
このコメントは削除されました(´・ω・`)
3364. ベジータ 2018/08/19(日) 00:53
>>3362
景吾、ちんぐはあえてはずす笑
保存用にもう一枚だと?そうとうかわいいのか…!?気になってしまうな…
そういえば前にこれをみつけてな
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オレは手にとって一瞬迷ってやめた。そしてイギーをみて景吾、おまえを思いだした笑
グッズ買ったらまた報告しろよっ!
>>3363
ジャンプヒロイン一同だと…!?
恥ずかしいだろくそったれーーーーっ!!!!
また行くぜ
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3365. チン時 2018/08/19(日) 01:21
>>3364
ごめん、ベジータくん
ブルマさんと誕生日だし、話してほしくて
ブルマさんにPART8に行ってくれって
書いちまったが、遅かったみたいだ
もう寝ちまったみたいだな…。
勝手なことして悪かった。
ベジータくん
また来てくれよな!ぜってぇだぞ!

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3366. 跡部 2018/08/19(日) 02:13
>>3364
ああイギーかわいい!
俺を思い出してくれてうれしいです。が、欲しくなるじゃないですか!(笑)
ググると「やれやれ…断線しそうなケーブルは見殺しには……できねーぜ!」かわいい…
コーヒーガムも噛んでました(笑)
ググってるときに知りましたが、5部アニメのレオーネ・アバッキオ(知らないんですが)は俺の声になったようです
グッズが欲しくなって悔しいのでTシャツ見てください。裏にはスタンドもプリントされてるんですよ
欲しくなるでしょう?(笑)
>>3365
全裸銀さん、明日には来てくれるといいですね。おやすみなさい
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3367. ベジータ 2018/08/19(日) 06:02
>>3365
そうだったのか余計なことしやがって…あいかわらず優しいヤツだな!
オレがきたのは自分の都合だ。誰にも会えると思ってなかった…だがお前たちと話せてオレはよかったぜ…くだらんこと気にするな!名前チン時になってるぞ!もうチン○にしたらどうだ笑
>>3366
イギーのTシャツ!か…かわいいな…承太郎とポルナレフもあるのか!やれやれだぜ…
レオーネ・アバッキオ覚えたぞ!でもオレおまえの声もしらない…検索して聞いておくからな!

またな
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3368. チン時 2018/08/19(日) 06:47
ベジータくん、跡部くんの声なら
「グリムジョー&跡部景吾
ジャンプ展に行く」
で検索して聞いてくれ、面白いぜ
土方くんのも出てくると思う

名前、ちん◯にはしねぇよw



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3369. 跡部 2018/08/19(日) 22:07
>>3367
ベジータさん、やれやれでしょう?(笑)
全裸銀さんが教えてくれた「ジャンプ展に行く」を聴いてくれたらうれしいです。土方さんのもおもしろいですよ
また会える日までお元気で
>>3368
チン時さん(笑)、ありがとうございます
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3370. チン時 2018/08/20(月) 12:10
>>3369
跡部くん、チン時で笑ったのか?w

ちんぐがなんなのか俺はいまだにわからん
教えてくれ!



ブルマさん、来たのかな

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3371. 跡部 2018/08/20(月) 13:02
>>3370
チン時さんと呼んでいいのか(笑)
ちんぐはキングからだと思います。ベージタさんおもしろい
ブルマさんはここに来てすぐハメック星に向かったのかもしれませんね
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3372. チン時 2018/08/20(月) 18:18
>>3371
ごめん、ありがとう笑
俺、珍具から離れられずにいた…

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3373. 全裸ブルマ 2018/08/20(月) 19:04
>>3355
やっと来れたわよ、全く…、風呂で寝てたっつーの!ベジータ迷子になったの⁈どうりで!私と行き違いになったのね!私もお盆終わってそっちにまた帰ったのよ!(そういう設定なのw) 久しぶりの地球はどうだったかしら? みんな元気にやってるのよ〜(゚ω゚) 心配しなくても大丈夫よ、私がちょくちょく様子見に地球に帰ってるから! チントレに励んでていーのよ!♡ それと、誕生日のイチゴありがとう… ハメック星で直接言うの恥ずかしかったのね、わざわざこっちで言って… 貴方らしいわ。こっそりサプライズなんてくそったれトゥンクよ!! 嬉しいわ。
地球のみんなにもたくさんおめでとう言われたの、さすがみんなに愛されブルマちゃんね/// うふふ!
part9も盛り上がってるわよ、チントレの気休めにフラッとやっておいでよ、みんな喜ぶわよ〜!
あ、そうだ来年の誕生日はみかんがいいな♡

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3374. 全裸ブルマ 2018/08/20(月) 19:14
>>3356
しかしよく気づいたわね!私見落としてた… 気づいてくれて助かったわ!
>>3357
そうでしょそうでしょ!ハイスペックな私よ♡
>>3362
ピンてそういう役目だったの…⁈ な、なるほど…
>>3363
ふ〜ん…ジロジロ…(勝ってるわw)
>>3365
教えてくれてありがとうチンちゃん!!
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3375. ベジータ 2018/08/20(月) 21:00
>>3368
よくわからんがおもしろいのか
検索してみる
珍具ってキサマやっぱり下ネタすきだな

チン時、こっそり教えてやろうブルマはな…さみしそうなオレの姿に興奮するんだ性的にな。
>>3371
さすがちんぐ大正解だ
ぜひチン時って呼んでやってくれ
大きい声ではいえんがオレはいまカリン様のTシャツをきている…オレと景吾の仲だ誰にもいうな
>>3373
おいブルマその設定はなんだ?笑
オレはブルマをおいて行ったはずだ!だがブルマが人のいう事を…きくわけがないな!かってにハメック星についてきやがって!
もう設定もくそもないぞ笑
愛されくそったれブルマはみんなのために地球にいてやれ
どうでもいいがいつからみかんが好きになりやがった!?ドラゴンボールに願いたいほどいちごが好きだったんじゃないのか?
すれ違うにもほどがあるぜ笑
…ふざけやがって
来年のことはオレは知らん!
知らんが…オレからのプレゼントはトランクスかもな!くそったれ!!
ブルマのせいで出発がおくれたぜ…これだけいっておく!行き先はかわったハメック星にいってもオレはおらんぞ
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3376. 全裸ブルマ 2018/08/20(月) 21:56
>>3375
そういう設定にしたのw ハメック星でチントレする夫を側で支えてる良き妻設定よ笑
私は息抜きにちょくちょく地球に帰ってるわよ!チン時が寂しがるしね…でも大丈夫よ!一線は超えないから大丈夫よ♡ 守り通すは女のなんちゃら!
イチゴも好きよ!でもほんとはみかんの方が好きなの… イチゴが好きって言った方がかわいいでしょ⁈
プレゼントはトランクスですって⁇
それはビックバンアタックをかますってことね!!!! 望むところだくそったれーーーーー!!!!
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3377. ベジータ 2018/08/20(月) 23:22
>>3376
チン時が?ほーう…そりゃ心配だな勝手にしろ
残念だが一線をこえようとしてもあいつに限らずオレいがい無理だ
ブルマはへし折ってしまうからな笑

ビッグバンアタックだと…?
ファイナルフラッシュだ!!これでいっぱつでキメてやる
ブルマ、身体には気をつけておけよ
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3378. 全裸ブルマ 2018/08/21(火) 07:18
>>3377
わかったわ!ファイナルフラッシュ受けて立つ!!
チントレ効果よね、折れないもの♡
うん、チン闘力また上がってるわ。ふふ
じゃあ、チン修行頑張って!
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3379. 土方 2018/08/21(火) 08:00
>>3361
ベジータ、ブルマに会えて良かったな。
俺もちんぐがわからなかったが読んで爆笑したぜ。そういうことか笑

悟空は好きだが一番はもちろんベジータだぜ。またPART9でも待ってるからな。
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3380. チン時 2018/08/21(火) 10:37
土方くん、復活したか
ベジータくんのブルマはへし折ってしまう
からなに笑ったぜ
ブルマさんどういうことなんだ!?笑
恐ろしい女だな

ベジータくんとブルマさんの会話
嬉しくてニヤニヤしちまったぜ!

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3381. 跡部 2018/08/22(水) 00:20
ブルマさんとベジータさんが会えてよかった!

>>3372
チン時さん、珍具てなんですかw
>>3375
ベジータさん、俺はキングだからわかりますよ。すぐにわからなかったのは本当に悔しい(笑)
あーん、カリン様Tシャツ持ってるんですか!誰にも言いません。俺もグッズ買ったときはベジータさんにだけ話します(笑)
>>3379
土方さん、風邪が治ったようでよかったです
もっとキングアピールしようかな(笑)
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3382. ベジータ 2018/08/22(水) 20:59
>>3378
スカウターの数値はあてにならん
オレのチン闘力はそんなもんじゃないぞ!
いちおういっとくがブルマ、チン時に勘違いさせるなよ
>>3379
風邪ひいてたのか?なさけないやろうだな!オレの気を少しわけてやる、ありがたく思え。
オレが1番ってなんなんだ笑
なんとなく告白してみるがオレはもちろんオレがスキだがオレの1番はオレではない。笑
>>3380
オレがいないからといってブルマに変なことするなよ
>>3381
ちんぐ、オレはおまえがなぜキングなのか…しらない…それどころかテニスの王子様を見たことがなくてな…
国を持っているのか?調べたが謎が深まった笑ちんぐとかいっておきながらスマンな…。
王子であるこのオレがいま気づいたぞ!
ケーイゴ!ベージタさんはわかりにくい!せめてお野菜さんぐらいわかりやすくしろ!笑
…ふつうに間違えたのか?…どうでもいい事だがな笑

PART9もまた時間ができればのぞきに行ってやる
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3383. 全裸ブルマ 2018/08/23(木) 00:31
>>3382
きゃあーー!! 凄いわ!またチン闘力上がってる!♡♡♡♡♡

私も私が好きよ!私は誰が1番なのかな…笑
でも私大好きーー♡

チン時はふにゃりだから私の相手はできないわ!
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3384. チン時 2018/08/23(木) 00:40
>>3383
ブルマさん、俺は普通だ
俺がふにゃりなら土方くんと跡部くんもだろ
ベジータくんとブルマさんが特別なんだよ!
………
俺普通だよな?跡部くん
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3385. 全裸ブルマ 2018/08/23(木) 01:07
>>3384
何言ってんの ふにゃふにゃやわやわらしいじゃないの。
だってみんなに好評なんでしょ?キンタ枕!
土方さんはタート… さぁどうかしらね!
跡部くんは…まぁチングだから笑
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3386. チン時 2018/08/23(木) 07:50
跡部くんは珍具で鍛えてるらしいからな
さすがキング!w

土方くんいねぇと寂しいぜ…

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3387. 全裸ブルマ 2018/08/23(木) 08:04
>>3386
そっか…さみしいよね… 心も体も…
しょうがない…朝の脱ぎたてほかほかおパンツあげよう… 少しは元気だして!
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3388. チン時 2018/08/23(木) 08:13
>>3387
サンキュー笑笑
今日はパンツ握りしめて頑張るぜ!

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3389. 跡部 2018/08/23(木) 12:57
>>3382
あーん、ベージタさんて誰が言ってんだ?
俺じゃねーの!
ベジータさん、すみません!(爆笑しました)気づいてもなかったです。お野菜さん!(笑)
キングなのは自分で俺がキングだと言ってるんです。跡部王国(キングダム)というテニスの技もあって、それから建国したことになり国王にもなりました。ファンは王国民です(笑)
PART9に行ったら1548と1549にジャンプ展へ行くの動画がありますよ。時間があるときに覗きに来てください
>>3384 >>3386
チン時さんは普通ですよ。土方さんも俺も普通ですよ(笑)
本当は珍具で鍛えてるのはチン時さんだってこと、誰にも言いませんからw
>>3385
ブルマさん、チングだからて何ですか(笑)
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3390. 全裸ブルマ 2018/08/23(木) 20:01
>>3389
珍具…
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3391. チン時 2018/08/23(木) 20:13
>>3390
なんだ…これは?
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3392. 全裸ブルマ 2018/08/23(木) 20:22
>>3391
分からない…なにこれ…。私、跡部くんが末恐ろしいわ…:(;゙゚'ω゚'):

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3393. 跡部 2018/08/24(金) 00:44
>>3390
何だこれw
珍具から離れられずにいたと言ったのはチン時さんじゃねーの?
ああ、サックとあるからゴムのことか。肉衣w 読んでると笑いが止まらないんだが
つーか、これを見つけてくるブルマさんの方が末恐ろしい(笑)

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3394. 土方 2018/08/24(金) 18:44
>>3382
オラに気を分けてくれてありがとう!ベジータの気っつうのはすげぇんだな!ビンビンしてきたぞ!

ん?ベジータはベジータが一番ではないだと…?やっぱりピッコロさんか?気になって気になってマヨ丼3杯しか食えなかったぜ。

>>3381
キング、ありがとう。
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>>3387
>>3386
なんだ!?体も寂しいって笑


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3395. 跡部 2018/08/25(土) 01:11
>>3394
俺がキングだ!キター(笑)

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3396. ベジータ 2018/08/26(日) 06:16
>>3383
スラムダンクでは野ザルをねらってたらしいブルマの1番は…むずかしいオレにはわからん
なにっ!チン時のキンタマクラが好評?やわこいのか?…くそったれ
>>3389
ケーイゴ、世界観がどくとくなわけか…なるほど。
PART9の1548と1549か見ておく
>>3394
マヨ丼3杯はどっちなんだ?…わかりにくいヤローだな笑
ピッコロも1番ではない!だがハッキリいって1番を決めるのは悩みすぎてムリだ!
このまま語ってしまいたいが薄っぺらい感じになってしまうのがイヤでな…オレはあんまり言葉にはしたくない笑
だがオレの1番はやっぱり…
カカロットおまえがナンバーワンだ!ということにしておく笑
でもよ…とーしろ、おめえにしちゃ銀魂はトクベツなんか?おめえの1番も教えろよな!
オラも気になって気になってハラへっちまったぞ

おいブルマちんぐだと?きさまらオレのチン修業のじゃましやがって笑
高級サック珍具またの名を肉衣…昭和3年にすでに存在していたとはな…あまくみてたぜ
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3397. 東方仗助 2018/08/26(日) 08:50
今頃ベジータ先輩に気付いたじゃあねえか…
元気そうで安心したっつうか、久々に会えて嬉しいぜ!

5部のアバッキオは跡部様なのか(笑)アバ茶(閲覧注意⚠)を飲ん…楽しみだぜ。

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3398. 東方仗助 2018/08/26(日) 09:00
参考までにアバッキオだぜ

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3399. 跡部 2018/08/27(月) 01:28
>>3396
ベジータさん、そう独特なんです(笑)
また会えてうれしかったです!
>>3397
東方さん、5部は全然知らないのでアバ茶ググったじゃないですか(笑)飲めねぇ…!
動画ありがとうございます!俺の声とは違いますね。声優さんすごい
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3400. チン時 2018/08/27(月) 23:02
ベジータくん、
ここも書きこめなくなるから
PART10でまた会おうな!

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